自然音を左脳で処理する日本人のスーパーパワー

おはようございます˙˚ʚ(꒪˙꒳˙꒪ )ɞ˚˙

今日は寒いですね 佳奈 です( ¨̮ )

言葉があるってすごいですよね。

人間は言葉を発明しました。お互いをより深く知るため(?)

話がそれますが、〇〇を発明した、それは、進化だという思い込み、傲慢さが、私たち人類には根本的にあるなぁって思います。

縄文以前の人類(と思われる種族)は、言葉なんて必要ないパワーがあったから、言葉が必要なかった。

言葉を使わないとコミュニケーションが取れなくなったことは「退化」と捉えることもできると、最近、思うようになっています。

話を戻しましょう。


現在の人類は、今私たちが使っている「言葉」を生み出しました。

「言葉」の裏には、「文化」「思想」があります。

英語で「うし」は?

Cow.    Ox.   Bull = ???

英語で牛は、用途によって言葉が違います。

これらの「牛」を、総称する、日本語でいう「うし」という言葉はないそうです。

それはなぜか?

生活上、牛全体を総称する言葉が意味をなさないからです。

cow なのか、OXなのかがわかってはじめてそこに住む人々にとっては意味を成します。

文化によって言葉の種類、存在価値、言葉そのものが変わってくるんですね。

言葉には、その土地の文化、哲学、思想が現れているのです。

大和言葉

わが国日本で古来より伝わり、今もその言葉の思想を受け継いでいるのが「大和言葉」です。

漢和辞典で言うところの、「訓読み」にあたるのが大和言葉です。

この大和言葉には、日本人の「思想」そのものが現れています。

一音でイメージができる言語

「す」と言う言葉(音)から、何らかの「イメージ」をすることができませんか?

鋭い、細い、進む、

「あ」と言う言葉(音)から、イメージすることは?

明るい、明日、新しい、開ける など、開放的な始まりをイメージできますね。

大和言葉には、このように、一音一音意味があります。

この言葉一音一音の持つイメージは、「自然の音」から発生しています。

我々日本人の脳は、独特の言語処理脳を持っていると言われます。その所以は、この「言葉」「音」の処理方法が独特だからです。

言語を処理する脳は、一般的には左脳と言われています。

左脳は、知的計算や論理的なことを処理する脳で、言葉の意味を解釈する役割も担っています。

右脳は、直感や、感情、情緒など、どちらかというと非論理的な面を処理します。

日本人は、人の声全てを、一旦左脳で全てを受け取っていると言います。

日本人以外の脳では、子音を含む音節の処理は左脳で、機械音や、感情音、雑音、母音で構成される音(言葉)は右脳で処理されるそうです。

つまり、「音」に意味をつけがちなのが、日本人の脳と言うことです。


よく聞く話では、虫の音に情緒を感じられるのは、日本人特有だと言いますよね。

全ての「音」に意味を付帯できる脳力を持っているのが日本人なのです。


感情音や、動物、虫の鳴き声を「言葉」として処理してしまう日本人だからこそ、おもてなしや思いやりの心を持てるし、空気を読むことが得意なのかもしれませんね。

また、全てを左脳処理する=意味を付帯してしまうので、あまり好ましくない「音」(言葉)を聴き続けることで、脳が疲れてしまいやすい、繊細日本人と言われる所以も、この言葉の処理能力によるものかもしれませんね。

自然で癒されるのは、日本人の得意分野

自然で癒されるのも、日本人独特の感性かもしれません。

恐山にいったんですが、ほぼ無音。

その無音の中で、「感じる」ものは、なんでしょう、「言葉」には表せないのですが、全ての「音(おん)」五十音全てを含んでいる

そんな感じがしました。

「無音」を「感じる」ことができるのも、日本語脳のおかげかもしれません。

改めて、日本語を話している自分に感謝です。

日本語を話す人であることで、感じられる素晴らしさがあるって、素敵ですよね。


最後に大和言葉の意味を一部ご紹介しますね。

「い」:命、活動、強さ/息、生きる、命

「う」:閉鎖、閉じこもる/うつむく、埋める、唸る

「か」:幽玄、奥深さ、疑問/陰、隠れる、霞、風、空、神

「て」:本体から伸出/手、照る、出る

「ほ」:緩やかな出現、秀でる/穂、火(ホ)、誉める、ほのぼの

引用:縄文のコトダマ 林英臣 博進堂


日本語を大切に聞いて、話します。

本日も、お読みいただきありがとうございます。

また、遊びにきてください。

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