酒さの話。
酒さと診断されるまで
半年前、だんだんと肌荒れが始まった。
ぽつぽつ、ごわごわ、かぴかぴ…
旅行直後だったので、食べ過ぎた?環境の変化?水?などと考えていたけれど、それから半年経っても悪化し続けていた。
中学の時に重度ニキビだったので、それに比べたら綺麗でも汚くもない肌で20代を過ごして、発酵食を始めてからの10年間は人生で最高に綺麗な肌で過ごしていたと思っていた。
肌の揺らぐ年齢になったのかと、スキンケアとインナーケアを半年間見直したが、夫はみるみる美肌になり私は汚肌に。体質では片づけられないモヤモヤを感じた。
「体温が上がると一気に肌が赤くなりピリピリする感じ、目の周り以外に広がっている、悪化するとニキビのようなものが出現、日内変動がある。」
この症状は、ただの肌荒れで片づけてはいけない気がして、病気である前提で情報を集め「酒さ」にたどり着き、皮膚科で「酒さですね」と診断を受けた。
酒さは悪化と寛解を繰り返して一生付き合うものらしい。悪化させないように生活していくことが私ができること。悪化させる原因も多岐にわたりすぎ(紫外線、ストレス、熱い湯、激しい運動、気温差、香辛料、乳製品・・・などなど。)この要因を避けるのは生活に不自由を感じそう。
うんざりしながら、病院で処方された塗り薬を塗布するけど、こりゃ長期戦だわと思うくらい反応は弱い。病院任せにせず、自分の作った原因なんだから自分で治そうと切り替えた。
塩とミネラル不足?
発酵調味料は減塩になることがメリットでありデメリットで、味噌も甘め低塩が好み。加えて、腎臓病の母の味付けで減塩食がベースの薄味で育ってしまっていて世間で食べるものが不快なほどしょっぱく感じる。
人生でずっと低塩できた歪がいま…!?
そう思い起こせば、最近急にしょっぱい味噌が美味しく感じたり、がっつり塩気の効いた梅干しおにぎりにハマったり、美味しかった塩を急にまとめ買いしてみたり…身体が欲していた。
そこから、塩とミネラルをがぶがぶ摂ると肌がみるみる回復してきたのだ。塩を入れたので体重は増えたけど、紫だった唇の血色も、舌の状態も良好。心なしか、すっきりしなかった身体やメンタルが上向きになってきている。
塩とミネラル、大事!!知らないうちに減塩になっちゃってる人いるのかもな、とも思ったり。
生まれ持ったの身体
塩とミネラルを入れても、悪化しなくなっただけでやっぱり酒さだなと感じる。悪化する原因を浴びると、容赦なく反撃してくる。
思い返せば、生まれ持った身体はエラーだらけの病弱だったので、最近は調子良いから忘れていたな~と、ペシっと戒めを受けた気分にもなっていて、長年スルーしていた持病とも向き合ってみようかなと思い出している。
記録として…
塩は神宝塩とマザーソルト。ミネラルはボルトエッセンス。