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ウォーキングの本にはご注意を。

西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【ウォーキング】

 私はウォーキングに関しては、色々ないとの意見を知りたいので、ウォーキング関係の本は見つけるとなるべく読むようにしています。

 この本「かかと落とし」の先生の本なので、大丈夫かなという思ながら読み始めましたが、やはり・・・。

 以前にも高名で高齢なお医者さんが、ご自分が猫背が進み顔が前に突き出すと「うつぶせ寝」が体に良い(ご自分がうつぶせ寝が楽だから)という本を出版され、まじめに実践されて不調になられた患者様が来られたことがありましたが、影響力が強いだけに心配です。

 私は先生の素晴らしいお仕事には、いつも感銘を受けていますので「かかと落とし」やこのウォーキングの話が残念です。

 まず、序章で先生ご自身が「僕には脊柱管狭窄症があり左の足先は常にしびれている、膝の半月板も損傷している、発作性の心房細動もあるが、この歩き方で体調は絶好調です」と言われています。

 しかし、先生の姿勢を拝見するとO脚、反り腰であることは歴然です。

 そして、なぜご自身が脊柱管狭窄症になってしまったのか?
 そのご自分の問題が、どうして起こってしまったかがお分かりになっていないことが一番の問題だと思います。

 私が先生の歩き方を見て発見したことは・・・

 ①右の一歩の歩幅が左の一歩の歩幅より広い・・・右の股関節が左よりも開いているので右脚の方が長くなっていて、これにより循環器系の問題が起きています。

 ②右脚が前に出る時は骨盤が少しだけ前に出るが左の骨盤は動いていない・・・O脚により骨盤が動かなくなっています。

 ③そして、一番問題なのが、足先が開いている事です。特に右脚が前に出た時に後ろの左足先の開きがかなりのものです。これにより左脚は太ももと脛がねじれて脚長差、股関節のねじれを生じさせてを脊柱管狭窄症、膝の半月板損傷が起こっているのです。


 
 ④階段を降りることを推奨していますが、階段を降りる時に足先を開くことを提案されていますが、これも膝を壊す原因ですし、踵を強めにドスンとおろすというのも足先が開いた状態では無理があるのでやめた方がいいと思います。
 階段を使うなら、なぜ昇ることを推奨しないのか?です。

 ⑤ワイドスクワット・・・脚の左右幅を広くとったスクワットですが、脚を左右に開くと先生の骨盤は左脚に近づいています。これによりさらに右脚が長くなり循環器系の問題が生じますし体の左右差が増大するので椎間板ヘルニアなどの腰痛、肩こりなどの整形外科領域から神経圧迫による内科領域までトラブルが起こるようになります。


↑股関節に左右差が有ると骨盤に歪みが生じていますので、開脚するとその差が大きくなるのでO脚系の人は開脚はよろしくないのです。

 このような点は、その人の体の筋肉の状態により起こり、それを繰り返すことでドンドン助長されていきます。

 これを防ぐためには、まず自分の体のクセを見つけ、どのように修正すればいいのか戦略を立てそれを継続して習慣化する事により修正できます。

 この本で紹介しているウォーキングの方法として、インターバル歩行で速歩を取り入れたり、体幹を捩じる「回旋ウォーク」などのアイディアはやり方によっては良いだけに残念です。

 先生にも是非、上記の点を検討していただきお元気にお過ごしいただきたいと願っております。

   体に負担の無い正し歩き方を目指す礒谷式力学療法× CS60の整体院        
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