ヨガと礒谷式力学療法の比較検討・・・④-1すき(鋤)のポーズ編
「猫は魚がすき」の最後、スキのポーズです。
この型に該当するのは、礒谷式力学療法においては「膝抱え運動」の頭を上げるバージョンとなります。
私は、当サイトの自宅矯正の動画でも、頭を床につけた状態で30回、頭を上げた状態で20回合わせて50回を2~6セットぐらい行ってください、と説明しています。
この体操は動きがある動的な力学体操なので、ヨガの静的なポーズと異なり靭帯まではストレッチ出来ていません。
なぜでしょうか?
それは、ほとんどの人に起こる不良姿勢、猫背の場合は頭が前に出ることにより、後ろ側の筋肉、筋膜、靭帯は前に引っ張られた結果で緊張しているだけなので、それ程ストレッチは必要ではないと考えるからなのです。
そして、それは頭の後ろだけではなく体の後ろ面全部に言えることなのです。
しかし、礒谷式の屈伸運動で体の後面を頭まで緩めるためには、相当頑張らないと緩みませんから、私もこのポーズは時々行いますし、患者様にお勧めすることもあります。
スキのポーズは背中から頭の後ろまでを緩める効果は、素晴らしいポーズの一つだと思います。
したがって、問題になるのは、なぜ頭の後ろが凝っているのか?という視点です。
仕事や勉強をする時の姿勢が悪かったのであれば、その悪い姿勢を作ってしまったおおもとの問題解決を行い、対処療法は少しにする、というような取り組み方が理想ではないでしょうか?
股関節ヨガ?礒谷式力学療法ベースの整体院