歩き方で一つだけ注意するとしたら?
西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【高齢者】
当所に来ていただく患者様でも、公園で一生懸命ウォーキングをしている方でも加齢により特徴的なある共通する歩き方になってくることが非常に多いです。
そのベースになっているのがO脚です。
以前にも書いていますが、人間は2足直立によって進化したと言われてますが、肉体的には本当にこれが完成形なのかな?と疑いたくなるぐらい、気を付けて生活しないとバランスが簡単に悪くなり、姿勢が崩れます。
もちろん、お年を召してもいい姿勢の方はいらっしゃいますが良い姿勢の方と悪い姿勢の方の比率を見れば、明らかに悪い姿勢の方が多いと思います。
これは、多分に生活が便利になり過ぎた事による筋力低下や姿勢に対する理解が乏しいことが原因であると私は考えています。
そして、その姿勢から歩き方にも多大な影響が出るわけですが、その一つに視線の問題が有ります。
じつに多くの方の視線が下を向いているのです。
O脚をベースに猫背になり視線が下がってしまっているわけです。
もしかすると、これはには国民性もプラスされているのかもしれません。
シャイな日本人は人と視線を合わせるのを避けるために、下を向くのが習慣になっている方もいらっしゃるかもしれませんし、もしかすると自己肯定感が日本人は低いと言われていますから、そうした自信のなさが視線に影響することがあるのかも?
考えすぎですかね?
ただ、視線は歩きにおいて非常に重要な要因です。
太極拳でも視線の事を眼神(がんしん)と呼び、太極拳で使う6つの力の一つであると習いましたが、目線と重心は一致するというのが基本です。
それだけ視線と体の状態と言うのは連動しているという事です。
では、視線が下がることで体にどういう変化が起きるかを説明いたします。
1、視線が下がる
2、頭が前に出る
3、背骨が丸まる
4、骨盤が後傾する
5、骨盤にロックが掛かり、骨盤自体が動かなくなる
6、4により、太ももの外の筋肉しか使えなくなりることにより猫背が進む
4により、太ももの前面の筋肉が引っ張られて緊張することにより脚が上がらなくなる
4により、太ももの裏側の筋肉が緊張して膝が伸びなくなる
上記2点により膝が痛んだり、動きが悪くなる
4により、重心が後方に掛かり過ぎて歩くのが疲れるようになる。また、これが進むと体を前に倒して歩くようになりそれによりふくらはぎに負担を多くかけるようになる
昔、野球のイチロウ選手が初動負荷理論という運動理論でトレーニングをしたら、運動するほど体が柔軟になることに驚いた、という事を言われていましたが、野球選手の行うようなハードな運動はいざ知らず、軽いウォーキングなどはまさに歩くほどに体が柔らかくなる、というのが理想形ですが猫背で視線を下げて歩いていると上記のような負担を体にかけるために疲れやすくなり、続けるのが嫌になってしまう事もあると思います。
ですから、ウォーキングにおいて一つだけ注意するべきポイントはと問われたら「目線を上げること」と答えます。
もちろん骨盤を動かすなど重要なポイントは他にもありますが、それらは少しトレーニングが必要になりますので次の課題にしていただき、まず視線を上げてください。
10メートルぐらい先でいいので地面と視線を平行にして歩いてみてください。
写真のように階段や登坂では特に視線が下がりやすいのですが、視線が下がっていると脚を上に持ち上げる筋肉が使いにくくなるので脚がすごく疲れるんですよ。
安全確認したら、しっかりと視線を地面に平行に近づけてください。
歩ける=寝たきりにならない!!
元気で生活するためにも正しい歩き方を心掛けてくださいね。
姿勢から歩き方まで変わる礒谷式力学療法× CS60の整体院
杉並区・西荻窪 鴨下療法所 杉並区松庵3ー35-21 03-5938-7713
↑お問い合わせ、ご予約はこちらからも
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?