【これを読めば護摩祈祷マスター】 本厄女、初の厄除けに川崎大師へ
こんにちは、かもです。
2024年、数え年で本厄を迎えました。
私自身はあまり「厄年」に関心がなかったのですが、周囲から「お祓い行ったほうがいい」と度々勧められたので川崎大師に行ってきました!
体験した流れに沿って、感想や想像と違ったことを書いていこうと思います。厄年ではない夫を連れていったので、同行者も祈祷を考えている方の参考になればうれしいです。
厄除けって何?
川崎大師の場合は「お護摩祈祷」といい、大本堂の中で祈祷に参加してお札をいただける儀式でした。厄除けだけでなく、さまざまなお願いごとができます。
事前申し込みはないので直接向かいます。日によって祈祷スケジュールが違うので、どの時間に参加したいかは公式サイトで調べましょう。
申し込みまでの流れ
参道と仲見世での買い物を我慢して、まずはお護摩受付所に向かいます。門をくぐるとすぐ右手に大きな看板が見えるので迷うことはありません。
受付の机で備え付けの申込書を記入します。記載するのは、名前や住所、お護摩札の作成に必要な年齢、お願いごと、札の形状です。
申込書の提出と祈祷料の支払いを済ませたら、参加時間の書かれた用紙をもらって完了です!この時点で駅を降りてから約30分かかってます。
いよいよお護摩祈祷がスタート!
靴を脱いでしっとりした畳に上がると、スタッフの誘導に従って前から座ります。驚くべきはその人数!大本堂はかなり広いのですが、お正月や厄払いのハイシーズンだからかぎゅうぎゅうでも入りきらないほどでした。
俗世っぽい参加者席とは対照的に、儀式を行う前方のスペースは厳かな雰囲気です。中心では火が焚かれ、それを取り囲むようお坊さんが座ります。薄暗い部屋の中で、ぼんやりと照らされた豪華な金色の装飾。地響きのような太鼓、仏具のキーンとした金属音、お坊さんたちの一定のトーンで重なるお経。ずっとその空間にいると陶酔してきて宗教的な気分になりました。なんとも神と融合できそうな時間です(ウトウトなんてしてません)。
ご祈祷が終わると、列になってご本尊前を通過して外に出ます。途中にお賽銭箱があるのでポケットに小銭を入れておくとよさそうです。祈祷開始時刻から外に出るまでは約25分でした。
お護摩札の受け取り
大本堂を出たら、石段を降りて右手に向かいます。こちらも大きな案内が貼ってあるので迷うことはありません。案内に沿って進むと「あ行」〜順に表示がついた窓口があるので、自分の名前の列に並びます。
木札かっこいいー!!正直、大きくても邪魔だし、紙製でもいいかな〜なんて思っていました。いざ自分の名前が手書きされた木札を見るとめちゃくちゃ気分が上がるのでおすすめです!!!!
現地での戸惑いエピソード
ここからは私が戸惑ったこと、びっくりしたことなどをエピソードベースでお伝えしていきます。失敗談ほどお役に立つはずです!笑
①お願いごとの種類
護摩祈祷は厄除けに限りません。本厄の私は「災厄消除(やくよけ)」一択でしたが、夫は厄年ではなかったので申込書の記入で迷うことに…… 結局どれがよいかよくわからないまま、ポジティブな響きの「開運満足」を選びました。その場には解説がないので、事前に調べておくとスムーズです。
お護摩祈祷のページからは飛べないのですが、後から説明ページを発見したのでリンクを貼っておきます。
▼お願いごと解説
https://kawasakidaishi-raku-uru.com/fr/11
②ややこしい「数え年」と「満年齢」
女性の本厄は33歳。厄年は「数え年」だと友人やネットから情報を得ていました。今年32歳になるので本厄のつもりで訪れたのですが、川崎大師の年齢早見表には「平成4年生まれ:32歳、前厄」と書かれていました。疑問に思いながらも、生まれ年は変わらないので32歳で申込書を提出すると、受付の方に「前厄ですか?」と質問されました。本厄のつもりだったことを伝えると、なんと川崎大師では「数え年」と「満年齢」のどちらでも対応していることが発覚!!
どちらを選んでもよいのですが、お札に書く年齢は「前厄=32歳」「本厄=33歳」どちらにするか決めましょう。私は2024年は本厄と戦う気満々だったので、その場で申込書を33歳に修正しました。
まさかどっちでもいいなんて…… 実はこの件も公式サイトに記載がありました。これまたお護摩祈祷のページからは飛べないのでリンクを貼っておきます。詳細はこちらを読んでください。
▼年齢について
https://kawasakidaishi-raku-uru.com/fr/12
③別姓カップルのお護摩札の受け取り列
祈祷料をまとめて払うと、もらえる引き換え券は1枚です。引き換え券の裏面に、お護摩札に記載依頼した内容を記入しておいてその情報を見て札を探してもらいます。
入籍前の我々は、それぞれ苗字が「た行」と「は行」。名前で列が分かれているのに1枚しかないので、これはどうなるんだろう……としばらく迷いました。とりあえず「た行」に並んで引換券を渡すと、一緒に来るべくして2つのお札が一纏めになっていました!上にあるのは「た行」だったので「は行」に並んだら探しにくかったかもしれません。ただ、カウンターの向こうは繋がっているので柔軟に対応してくれそうです!
行く前に確認してほしい注意点
❶現金の補充を忘れずに
キャッシュレスが浸透している昨今、私もあまりお財布に現金が入っていないことがあります。祈祷料が5000円〜、お土産や露店での買い物、おみくじや絵馬などは一部を除いて現金です。私はお漬物や飴をそこそこ買ったので現金が足りず、夫に乞食しました。笑
❷脱ぎやすい靴&長時間座れる服装
ハイシーズン以外はそこまで気にしなくてもよいかもしれませんが、大本堂に上がるにあたってのポイントです。時間になると大勢が小さな入り口に押し寄せるので、靴はパッパと脱げるほうがスムーズです。また30分近く畳に座ることになるので、短いスカートやキツめのパンツだとしんどいと思います。
❸時間管理
最初の受付時間について。公式サイトに10〜15分前までに受付を済ますよう記載がある通り、早めの到着をおすすめします。川崎大師駅から仲見世を過ぎるまでは距離があるのと、混雑して賑わっていてなかなか進めません。さらに申込書の記入で我々のように迷ってモタモタしていると時間がかかります!
続いて大本堂への集合時間について。祈祷中に真ん中の席でしっかりと儀式が見たいなら早めに行きましょう。我々は10分くらい前に行ったところ、端の前方だったので柱に隠れて中央で何をしているかはあまり見えませんでした。1月は厄除けのハイシーズンだと思うので、それ以外の季節ならもう少し緩やかかもしれません。
❹仲見世散策のタイミング
早めに到着できたら、まずは申し込みに行きましょう。この記事を読んでスムーズに申し込みができれば時間が余るので、祈祷までの待ち時間に仲見世散策をすると時間が有効に使えます!
これであなたもお護摩祈祷マスター!
長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。驚きの連続ながら、非日常な楽しい一日になりました。特定の宗教信仰はない私ですが、それが日本の良さでもあるので、何かの節目で伝統的な儀式に参加するのも悪くないなと思いました。
厄年は「体調を崩しやすい時期だから気をつけようね」という先人たちからのメッセージ。この一年は、お護摩札の加護を受けながら健康第一に過ごします。神社の祈祷は意外とハードルは高くなかったので、何かの機会に厄祓いしみてください。