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ADHDグレー5年生の中学受験、風前の灯

ちょっと囲碁ばかりになったので久々に我が子の話を。
以前も紹介したADHD(不注意)グレーの5年生女子メイちゃん、いまだに進研ゼミ中学受験講座を一応受講してますが、いつ辞めてもおかしくない状況・・・。
5年の夏休み直前くらいから算数の内容が難しくなり、計算もめんどくさいやらでモチベーションが落ちてきて、親の立場としても受験をのぞんでいるわけではないので滞り気味に・・・ただ、理科・社会・国語については嫌いじゃないので予定通り。でも中学受験って算数で決まるところあるから難しいんじゃないかなというのが現実。

ちなみに、ここまでの話はマガジンにまとめているので、よかったら読んでください。

とはいえ、「⚪︎⚪︎中学行くのが夢なんだから!」と本人が言うからには、一応付き合っていると言う感じです。諦めてくれたら楽なのになあ、と言うのが親の心情ですが、大人になって「あの時もっと頑張りたかったのに辞めさせられた」と言われるのは困るので、後悔がないように付き合ってあげようと言うことで頑張ってます。

気が楽になるADHDグレーの子への中学受験スタンス

ADHDグレーでもいろんな子がいるので一概に同じといえませんが、やっぱりグレーであったとしても、中学受験は結構なハードルです。正直無理ゲーです。
なので、親は「中学受験し欲しいと思わない」と言うのが一番気が楽なスタンスになります。本人がやりたいと言うから付き合ってあげている、と言う程度の方がストレスかからないです。
特に、我が子の場合、お姉ちゃんは四谷大塚のガチ受験勢だったと言う背景があるため、「こんなテキストで1回理解したくらいじゃ身につかないから問題集反復した方がいい」と言うことはわかっているのですが、メイちゃんについては反復が苦手でやらせると勉強そのものが詰むので、もうその理論は忘れようと。とりあえずテキストをやって赤ペン出したら💯どころか、1万点あげていいくらいと割り切ることが大事です。
意外とテキストで2回目に同様の内容が出た場合、覚えているか再習得が早い。もうそれに信じるしかない。

勉強への向かわせ方

向かわせ方なんてないのですが、基本は本人のやる気がある時だけする、余力があるうちにやめさせる分量で留めること。

平日は帰宅後学校の宿題してチャレンジイングリッシュしたら自由時間(それ以上は疲れて効率が下がる)。夜に1時間半ほど中学受験の勉強をする時もあれば、やる気がなければチャレンジ5年生を自分でやる(これは好きで勝手にやる)。
土日に朝頭が動いているうちに算数1日分を半分に分けてやって+理科社会を休みながらやって夜まで自由時間。夕食後、国語を1日分やって自由時間、と言う感じ。
基本的にはご飯の後などに「今日は中学受験の勉強するの?」と聞いて、本人がやると言うならやる、言わないならやらないと言う風にしています。「やりなさい」と言うことはありません。
ただ、やらない日が1週間以上続きそうな場合は、「もう間に合わなくなるから解約するね、お金は大事」と話しています。そして近くの公立中学校のいいところとか、全国9割以上の小学生は受験しないんだからおかしくないとか、あとはいかにメイちゃんが目指している学校が大変か(朝今より早く起きないといけないよとか)話をして自ら中学受験を諦めるように仕向けているのですが、なかなかうまくいかず、むしろモチベーションが上がって翌日から勉強が進むと言う感じです。
ADHDの子の場合、本人に相当のモチベーションがないと親が中学受験に向かわせるのはまず無理だと思います。

我が子の頭の中で何が起きているのか・・・

ADHDの子と勉強していると色々人体の不思議について考えてしまいます。
メイちゃんはゲームやら漫画はもちろん、ちょっと難しい図鑑やら雑学の本やらはものすごく集中していくらでも読めるのですが、算数のちょっと計算が面倒になっただけの瞬間に頭がフリーズします。

3.14の計算がある時点で苦手な図形。中学だとπでいいのになあ

まさにPCと同じフリーズ状態と同じで、クリックしたがウィンドウがなかなか出てこないとかあの古いWindows特有の重さがまさに人体で再現されるのです。
おそらく「何か新しいことを習うと言う高負荷アプリ」を動かしながら「計算アプリ」も動かすみたいな感じで、PCで言うところのリソースを食い過ぎるのでしょう。
ちなみに国語なら「文章を読んで理解するという高負荷アプリ」に「漢字を思い出して書くアプリ」とか「綺麗に書くアプリ」とかを立ち上げてやるのでまたリソース不足で字が汚くなったり、動かなくなる。
下手したらスタックしている状態で止まる我が子。まともな人からしたらぼーっとしているとか、きちんとやらないとかいう評価になってしまうのでしょう。そしてこれこそが中学受験が無理ゲーな理由の一つ。

なので、やれる方法としてはリソース不足にならないように休み時間(再起動)を多めに行う、よけいなアプリは立ち上げない(漢字で書かせるのを諦める、字を綺麗に書くのを諦める、計算は筆算を書いてあげる、論説文などの難しめの文章は音読してあげるとか)と言う工夫
とりあえず、その回のテーマを理解したらOKと割り切ることが大事と考えています。それ以上を求めると、親子共に破綻します。

果たしていつまで続けられるか・・・

まあ、いつメイちゃんが諦めるかなと言うところですが、なんとか9月号も1週間遅れくらいで提出できそう。
でも来年の今頃続けている自信はない・・・。
しかもこのやり方で果たして受験時にうまくいくかも不明。
ただ、お姉ちゃんの時の勘なので妹もそれ通りに行くとは限りませんが、6年生の伸びはとにかくすごいので、なんとか細々とでも続けていれば、6年生の夏休みくらいには少しでも形になり始めるのではと言う細い望みに繋ぐ感じです。
まあ、その前にギブアップする公算が高いでしょうけれど。

もし、続いていたら3ヶ月後くらいにでも書きます。

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