かもがも

パートナーと京都移住/人の心について考えるのが好き

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最近の記事

20代最後の誕生日、これからやりたいこと宣言。

29歳になった。 誕生日付近で、1人旅で振り返りと来年の抱負を決める恒例行事の中、今年も振り返りを進めていた。 諦めるとは、自分が自分らしくなることさて、今年を一言で振り返るなら「諦める」に集約されるだろう。 人生初の休職を経て得た知見は、人生には思いのままにならないという現実に他ならない。 まず、長時間稼働を諦めた。 「若いうちは量をこなせ」と多くの経営者は語るが、その真似をすると、身体も、心も、思いのままに動かなくなるだけである。 弱い自分を克服するために、食

    • 2か月の休職を終えて

      社会人7年目にして人生初の適応障害(≒軽度のうつ病)を発症し、会社を休職することになった。 そして2か月間の休職を経て、明日から復職する。復職後に、この期間に行ったことを忘れないためにも、この2か月のことを文章に残しておこうと思う。 なぜ普通に生きることができないのかストレスを抱えやすい性質だった。 その最たる根拠が、体調不良での休職者率は恐らく年間で1~2%前後の職場環境で、パワハラや長時間労働などもない中で、自分はその100人の1人になり、休職した事実である。 そ

      • 孤独の誕生日から、1年で移住、転職、結婚を経て気付いた10の知見。

        順風満帆の人生のはずだった。 ただ、そう言い聞かせてきただけだった。 昨年の誕生日、1人箱根で1年を振り返ると、 孤独 の2文字が頭を支配していた。 自分は有能でも何でもないこと。にも拘らず有能だと信じて傲慢な態度を取っていたこと。友人が多いと思っていたのに、辛い時に頼れる友人がいなかったこと。それは過去の自分の傲慢な態度の結果であること。 そんな現実に直面し、絶望していた。 人生が一変したのは、1年半前に心を壊してからだった。 気付かぬうちに人より有能である

        • 一匹狼男が、恋をして、愛を知って、今日結婚した話。

          本日2023年4月22日、パートナーと入籍した。 「まさか私がこんな幸せな結婚をするなんて」 と自分でも信じられない気持ちなのが率直なところである。 2年前、どこか満たされない日々を送っていた。 そこそこ仕事ができて、そこそこ友達がいて、客観的な指標で見たら「勝ち組」だと自負していたが、心の奥底では人生に飽きていた。 心の隙間を埋めるために、成長と自己実現に精を出し、色々なことに挑戦してみたが、本心から幸せを感じられることは少なかった。 そんな生活に終止符を打った

          本物の自己肯定は、絶望と向き合った先にある。

          「不安だから、頑張るんだなあ」 「不安だから、対立するんだなあ」 「不安だから、答えに縋るんだなあ」 「不安だから、心が動かないんだなあ」 1度絶望を経験し、深く自分の心と向き合う経験をして以降、多くの人の不安に対する防衛反応を感じ取るようになった。 みんな、不安で、みんな、自信がないんだ。 そんなことに気付くと、みんな素のままで素晴らしいものを持っているんだから、もっと生き生きと生きれたら良いなと思う。同じ想い人も一定数いるんじゃないかなと思う。 実際に、人は自信が

          本物の自己肯定は、絶望と向き合った先にある。

          まだ1か月だけど、京都移住して本当に良かった。

          移住して本当に良かった。 期待80%、不安20%くらいのかなり高い期待値で京都移住を決行したが、期待通りどころか、満足度200%というのが率直な感想である。 これほどまでに心が動くことは中々ないので、今の感情を言葉に残しておこうと思う。 1.好きな街に住める幸せ 「ちょっと5分くらい陽の光浴びてくる!」 、、、、、、、、、、、 「ごめん、気持ちよくて30分歩いちゃった」 何度このやり取りをパートナーと繰り返しただろうか。 吸い込まれるように外に出ると、1度歩き

          まだ1か月だけど、京都移住して本当に良かった。

          生きづらい社会でも、幸せの原則はシンプルだった。

          高校時代に人の心に興味を持ち、理系ながら心理学専攻を選んだ私は、もっぱら「幸せとは何か」について考え続けてきた。 幸せについて、色々学んでみたりした。 しかし、人生とは皮肉なもので、幸せについて学んだとて、簡単には幸せになれなかったりする。 ただ、そんなことを言われれば言われるほど、何だかよく分からない「幸福」について知りたくなってしまう。人間の性だ。 少し幸福について調べてみると、私が以前住んでいた神奈川・東京は都道府県魅力度ランキングで上位にランクインしていたが、

          生きづらい社会でも、幸せの原則はシンプルだった。

          ただ京都に住みたくて、移住した。

          「あ、俺、ここに住まなきゃ」 京都旅行中、パン屋さんで朝ご飯を買って、鴨川沿いでのんびり過ごしていた時、脳に衝撃が走った。 神奈川県横浜市に生まれ、社会人では下北沢、恵比寿などに住み、新卒から渋谷に勤めていた私は、京都に縁もゆかりもない関東の人間だ。 そんな私が鴨川沿いで迎えた日常には、4年間の東京生活で、追い続けても出会えなかった感情があった。 その感情は私の心に隙間にピタリとはまり、普段は左脳人間であまり直感で意思決定をしない私が、人生の最優先事項の1つを「京都移

          ただ京都に住みたくて、移住した。