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かみゆりね
2020年6月5日 02:17
世界は、生まれてすぐに、まずは大地の鼓動という名のリズムを手に入れました。鼓動がその世界の大地に生きるものたちを目覚めさせると、リズムに乗って、小鳥はさえずり、獣は哭き、草木は葉を擦らせて音を奏で始めました。あとからやってきた人間は、そこに言葉という詩を乗せると、歌が生まれました。そうして世界は、合奏と合唱の音楽に満ちてゆきます。世界のみんなが奏でる音楽が、それはそれは幸せな音色だった