[Humankind~希望の歴史(上)~/ルトガー・ブレグマン著]の感想とレビュー
[Humankind~希望の歴史(上)~/ルトガー・ブレグマン著]、読了!
ーーー・・・以下書籍レビュー・・・ーーー
➤面白さ
★★★★★
➤知識量
★★★★★
➤難解度
★★☆☆☆
➤オススメ度
★★★★★+★★★
*
*
今世界的に最も注目される思想家のうちの1人、ルトガー・ブレグマンの新書。
(僕より年齢が1つ下なのに驚きw)
私たちは私たち人間の本来の姿を、暴力的で粗悪で利己的だと、暗黙の内に考えてしまいがちです。
だからこそ多くの人が、権力者による支配・政治による統治・憲法や法律・報酬や罰則は絶対に必要だと認めていますし、現にそうなっています。
しかし人間の本質は“悪”だとする前提は間違っているとブレグマンは主張します。
つまり人間の本質は“善”だと。
上巻では、これまで間違った理論を提唱してきた超大物(スティーブン・ピンカーやリチャード・ドーキンスなど)をきっぱりと否定し、その理由を科学的視点とジャーナリズムを駆使して力強く証明していく内容がメインとなってます。
同時に、テレビで放送されるニュース番組が、どれだけ私たち全員と社会全体のとって害悪なのかが恐ろしくも理解できるかと思いますよ。
(体にとっての砂糖が、心にとってのニュースなのだそう…w)
下巻にて述べられるであろうブレグマンの結論、すなわち、人間の本質を善とした場合の世界の在り方。
いったいどう描かれているのか、期待で胸がはちきれそうです!
【Amazon購入リンク】
→Humankind~希望の歴史(上)~/ルトガー・ブレグマン著