劇場版ウマ娘「新時代の扉」2回目を終えての感想(途中 6/2更新)
ウマ娘映画新時代の扉の2回目視聴後の感想です。
思い出せる限り時系列順に書き出していきます。
ちなみに私の推しはルドルフ会長、ヘリオスに加え次点でキングという感じでしたが
映画を見た事でタキオンのモルモットになりましたし、オペラオーにも陶酔させられました。
感想は長いです。長いです(大事な事なので)
あと思ったより書くのに時間がかかって疲れたので途中です。順次追記していく予定です。
よろしくお願いいたします。
・始まる前にパンフレットをチラ見(初回は悩んだ末買わなかった)
他の人達が「デジたんお前その画像で良いのか?」と言っていた意味を把握しました。
オグリもいつも通り大概だけど本当に君達それで良いのか??
・ウマ娘は走るために生まれて来る。
そのいつものナレーションと共に流されるジャンポケ・ダンツ・タキオン・カフェの子供時代の映像。そして他のウマ娘達の写真や映像。
マジで一時停止させてくれ。頼む。
・フジキセキとジャングルポケットの出会い。
この時のフジキセキの走りの表現はまじで「美しい」の一言。
スパートをかける前に一瞬フッと笑うのですが、
どこかの情報で「他の馬との駆け引きを楽しむ馬だった」的な事を見た事を一瞬思い出しました。
そして余りにきらめきが詰まっている蹄跡の光。
その光はきっと本当にたくさんの人を魅了し、ジャングルポケットを惹き付けてやまなかったのでしょうね。
・ポッケが宙でペンダントを掴み、タイトルがドーンからの学園バンバンバンで歌!みたいなあの流れ。
レース時のレース名距離バ場状態の表示もそうですが絶妙に古くさいのが味を出してますよね。
初見は若干笑えたのですが力強さを感じて好きだな~と感じます。
・そしてウマ娘ラッシュポイントが前半にいくつかあるんですけど、マジで一生目が足りないのよ。
1回目も2回目も思わずマートレに目を吸われて、同じ画面に多分短距離組かな?とか居たと思うのにあんまり意識に残って無いの若干悔しいです。
強制的に専用レンズ状態にすな。
・来るホープフルステークス。タキオンのウザ絡みLv1とゾワゾワゾワとなってるポッケ。
ここで既に後の異形化の兆しが見える。
そしてタキオンのマッドっぷり振り回しっぷりが良い。
どうでも良いけどタキオン足細いしやっぱその勝負服えっ(ry
・確かここでしたよね、樫本理子さんと桐生院葵さんが会話してるシーン。
事前知識の無かった1回目は完全に「シャベッタアアアアア」となってました。
いや、葵さん声可愛い。
そしてビターグラッセが焼きそばもぐもぐしてるのは味の研究のためなのだろうか。蕎麦打ち趣味らしいし。
・レースが始まりゲートが開く。
1回目の時も思ったんですけど全てのレース描写においてモブ姿のウマ娘ちゃん達も分け隔てなく名前を呼んで貰えてるの「良かったね~!」ってなりました。
そしてペリースチーム(恐らくクロフネ)の居る先団を追い抜こうとラストスパートをかけたポッケのさらに外をエグイ速さで駆け抜けていくタキオンの鮮烈な事。ああ、綺麗なあ…。
ちなみにこれも全体に言える事ですが、驚きや絶望や狂気に陥ってるキャラの瞳の表現が好みに刺さり過ぎてやばいです。それを見るためだけに通いたい。
なおこの時点でプリティー要素は消滅しています。レース中の駆け引き描写はもはやただのバトル物なんよ。
・タキオンの走りが狂気ながら美しくて楽しそうで、それだけで胸がいっぱいで、こんなん見たらそらモルモットになるやろと思いましたし、それを同じレースで背中側から見るポッケ達の衝撃と絶望たるや…。
でもこの時はまだ次があると思ってるのでポッケのショックが闘志に変換されてるのが良いですね。
・河川敷にある小屋。これはナベさんの自宅でもあるのか…?
何が置いてあるかめっちゃ必死に見たんですけど、リアルの競馬知識に乏しいので「蓄音機らしきものがある」とか「どっかのペナント貼ってある」くらいしか分かりませんでした。
画面中央くらいにあった男性の写真らしきものは若い時のナベさんなのか、
それとも「ダービーは特別」とナベさんに伝えた例の先輩トレーナーなのか?
とりあえずバッテン目のポッケは可愛い。
・研究室でカフェにウザ絡みLvMAXをするタキオン。
この時点でのカフェの体調めちゃくちゃ悪そうでトレーナー!!!おい!!!の気持ち。
他の方がホープフルでのポッケへの態度と研究室でのカフェへの態度の差を見て「タキオン思ってた以上にカフェに甘えてる」と仰っていて「確かに」と思ったのでした。
・有馬記念きたー!VSオペラオーの構図エグイ!あとキング走ってる!!
囲まれてる時の「さすがにどうしようか」となってそうなオペの表情からの
「今日こそは自分が!!」なトプロやドトウの激走。
そして負傷後、覚醒を遂げるオペが隙間をぶち抜いていくあの全力の描画。
スカートの中丸見えだけど最早そんな事はどうでもいい。
くそ格好良い。劇画調が何の違和感もない。最高。惚れる。
・とんでもない有馬記念を見て「しょげてる暇ねえ!」と活き活きし出すポッケ。
これがずっと続けば良かったのだが…。
・つかの間挟まれる日常パート。勘弁してくれ見る所もツッコミどころも多い。
あのクラスに限った事ではないのかもだけど教師の話聞いて無さげなウマ娘多すぎだろ。
タキオンは最前列で何してんだ。ネオユニは授業中に交信すな。
・終業後タキオンに宣戦布告するんだと言うポッケ。
初回の時ダンツはこの時点だとゆるふわ系なんだなと思ってました。ヒシミラクルに近い感じかな?って。
ジョーダンとシチーさとの会話が「この二人はそうだよね~~!」感強くてにっこりしちゃいます。
この二人はこのあとヘリオスあたりと合流するのだろうか?
あとウララとキングが同じ教室から出て来て「そうだったっけ?」となりましたが、キングもウララもシニア級という括りで同じクラスになってるって事なんでしょうね。
・この時点で足への負荷を気にしてプランBという単語を出しているタキオンに胸がキュッとなります。
ポッケとダンツの襲来を無視して自分の世界に没頭するタキオンと、ぬるっと存在しているカフェ。この時マジで二人共カフェの存在に気付いてなさそうなのがちょっと笑えます。
タキオンの煽りに異形化するポッケは1回目も2回目も場内の笑いを呼んでました。
個人的にSNSで「映画観ました」報告をした人の何割かが「ポッケ描きました!」とこの異形をお出ししてきた事実にさらに笑ってしまいます。
描きやすいですよね、分かります。
からの椅子ドンでの宣戦布告。めちゃ好き。タキオンがちょっとびっくり顔をしてるのも良い。
それを受けてめちゃくちゃ嬉しそうに受けて立つと宣言するタキオンと、闘志バチバチのポッケ。実に良い。
タキオン座ってる描写が多いので誤魔化されがちですが、立ち上がった後ポッケを上から見下ろす形になるのがまた良い~~~!となります。
・弥生賞。走るタキオンが本当に楽しそうで楽しそうで…。心の中のモルモットが光ってしまう…。
だからこそ「その先」に見えた足がガラスのように砕ける幻影に涙せざるを得ない。
ゴール後、他の出走者などを見る時の何とも言えないタキオンの表情が…。
ポッケは「こうでなくっちゃ!」となってますけど、
タキオンがどんどん暗い方にいっちゃう感が本当に…。
・そして皐月賞。来てしまった感。
ポッケの闘志とは別次元にもうタキオンは行ってしまっているのが切ない…。
「仮想でも示しておくべきだろう」的な独白と共に闇に閉ざされた控室。
覚悟…完了しちゃったんだなあ…。
レース開始直後の出遅れポッケを見て「集中力スキルがあれば…!」となった私です。
ずっとタキオンの目が見えないの、お約束の表現だけど見てて心がじりじりしてしまう…。
ポッケの「前の方は辛そうだが、お前はそんな事無いよな?」という信頼に呼応するかのようにするすると前に出始めるタキオン。
ここからのポッケのダンツの追い上げを突き放すタキオンと、そんなタキオンが「お友達」に追いつきそうになるのを見るカフェの焦り。
・この映画の中でポジティブな意味でつかわれる事が多い虹色なんですけど、「先」に辿り着いてしまったタキオン描写の多幸感が極まってて、だからこそその後の絶望の赤色が際立つんですよね…。
そういえば生放送なのに新規モルモット募集をしないあたり、この時のタキオンやっぱり通常状態とは程遠いのだろうなあ…。
・研究室に駆け付ける3人に対し飄々と振舞うタキオン。
そしてやり場のない怒りと絶望に苦しむポッケ。
ここのダンツの「貴方が居なくても私たちは走るから」も、きっと後々効いたのかなって妄想してます。
カフェは先述のお友達の件があるので「先に追いつき追い越すのは私だ」と宣言。
三者三様の言葉と態度に対しずっと受け流すように笑っていたタキオンですが、最後怪我してる足の靴をぽーんと投げ出す行為と「君達はそれで良い」という言葉に葛藤と諦めようとしてる感が滲んでいて…つらい…。
・ダービー前の荒れるポッケ。
ポッケの仲間の一人が言っていたように、負ける事もその相手が怪我を経て勝負の場から居なくなることも全てが初めてで感情の整理を付けられない状態だったのでしょうね。
そうして薄暗い空の下がむしゃらに自分をいじめるポッケをナベさんが嗜めるわけですが、ここの後悔と願いの言葉をしっかりフジキセキが聞いているのが切ないですね…。
さて、ここでタキオンの無期限休止に対して一先ずの理解と感情の区切りをつけるポッケ。記憶違いだったら申し訳ないんですけど、確かここでも描かれてるんですよね虹色の雲。
目も周囲の様子も、全部ポッケの心情に呼応するように明るく描かれていたと思います。
・河川敷でポッケが靴を履き直す描写からそのままダービーの控室で勝負服の靴を履く場面に繋げるの、初見の時小さいながら感動しました。
どこか重たい控室の空気。ただその本質はポッケと他二人でこの時点から異なっていたのでしょうね…。
・ダービーのゲートに向かうウマ娘達。
「レースに出る以上私は勝ちたい。勝ってセンターに立ちたい」と言葉にするダンツフレーム。
個人的にウマ娘の世界観で勝ちに対するモチベの一つに「ウィニングライブのセンターに立つ」があるの、めちゃめちゃその世界ならではだよなと感じて面白いな~ってなります。
・確かここだったかな?
タキオンという休止したウマ娘について観客がざわざわしてるタイミングでソノンエルフィーと都留岐涼花さんお出ししてくるのはメッセージが過ぎるだろうってめっちゃ思ったんですよね…。
関係無いけどこの二人がお互いにお互いを思いやってるのがめちゃ尊いんだ…。好き…。
あとライトハローさんが一瞬居たのは夏が過ぎてからだったかしら。
ソノンエルフィーとライトハローさんが会ったらどんな会話するのかちょっと興味が有ったりしますね。
・自分が与えた影響を測りにレースを見に来ているタキオンとそれに対し複雑な気持ちを感じているであろうカフェ。
「変な人」で済ませるのは本当に優しいと思う。
この時点ではプランBに全力を注ぐつもりのタキオン。
これはこれで楽しそうだけど、ずっと足を気にしてる様子ではあるのが引っかかる。
・ゲートが開き、波乱のレース展開。
ペリースチーム格好良いな、なんてことも頭に過ぎりつつ、
次第に場面は覚醒する二人にフォーカスされていく。
「平凡で勝ちきれない私だけど、それでも勝ちたい」と純粋に皆との勝負に勝ちたいダンツフレーム。
そして河川敷でナベさんに言われた「ウマ娘の気持ちは走りに表れ、それを正しく感じ取れるのはウマ娘だけである」という言葉を受けて皐月賞でのタキオンの走りに思いを馳せるポッケ。この時の完全に据わった目あまりにも怖い。
二人共自分の限界を越え、光を纏い、加速して、競い合う。
でも体は隣で走っていても、精神的には二人の勝負では無かったんですよね。少なくともポッケの中では。
・現実にダービー馬としてゴールを迎えるポッケを見るナベさんとフジキセキの背中は印象的でした。ゆっくりと目を合わせ、夢でない事を確かめるかのように言葉を交わす。
・タキオンはタキオンで、自分に代わる可能性に触れて大興奮。
「本当に彼らは私の代わりに」と口にした途端、そこで初めて"代わり"の意味を考えるかのように立ち止まるタキオン。
そして届く咆哮。
・後の描写と合わせるとこの咆哮と、声の入らないダービー後のメディア対応の様子があまりにも切ない。
きっと表面上は上手く対応していても、その内で沈み続けていくような感覚だったに違いない。
これは本当の勝利ではない、タキオンの幻には追いついていない、自分自身の言葉に勝てていない。そんな中でダービーを勝ったからと称えられるのは引き裂かれる辛さだっただろうなと想像してしまいます…。
実際夏合宿のお祭りの時、フジキセキから感謝と賞賛を受けてもあの表情だったわけですからね…。
・ちなみに実際のレースでもお馬さんが嘶いたそうですが、一説にはポッケはとても寂しがりだったので他の馬が先に帰ってしまって寂しくなったから嘶いたと言われているそうです。
映画の中でもタキオンの居ないレースに対する喪失感や敗北感が含まれた咆哮だったので、そうした落とし込みが素晴らしいなと思いました。
そしてそう感じさせる声優さんの演技にスタンディングオベーションを送りたいです。
ということでまた一旦ここまででセーブさせて頂きます。
ダービー周りは書きたい事が多すぎてまとめるのが大変ですね。
とか言ってこれから菊花賞とJCというこれ以上に書きたい事だらけのポイントがあるので、また整理しながらゆっくり纏めていきます。
ここまでお読み頂きありがとうございます!