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俺ほど幸せな大学教授はいない。

あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願い致します。

今まで、「第75回NHK紅白歌合戦」を観ておりました。紅白は、なんといっても

JO1

ですよ。えっ?いや、JO1です(笑)。
教え子の作詞家・犬塚大稀くんがJO1に楽曲提供してるんです。シングルのカップリングかな。

紅白でJO1が歌唱したのは、犬塚くんの曲ではなかったですが、それでもやっぱり応援したくなるものです。

犬塚君は、1回生の基礎演習で担当した学生でした。

毎週の授業のたびに、髪の毛の色が、紫、金色、銀色、ピンク。。。と変化する。極めて個性的な学生でした。

そのクラスには、朝日新聞の名物記者になりつつある笹山大志くんもいて、今思うと大物揃いでしたね(笑)。

昨年、BSフジプライムニュースに一緒に出演した朝日新聞の林尚行さんは、なんと笹山くんの上司でした(笑)。楽屋では、笹山君の学生時代と朝日での武勇伝の数々に花が咲きました。

僕が、犬塚くんや笹山君になにを教えたわけじゃないです。

ただ、彼らの自由と個性の邪魔をしないことだけは、気を遣いました。

大学に入った最初の年に、僕が先生だったことは、きっとよかったんだと彼らには思ってもらいたいです、はい(笑)。

それにしても、僕ほど幸せな大学教員はいないんじゃないかと思います。

教え子が本当に多士済々。学者、官僚、政治家、ジャーナリスト。。。さまざまな世界で本当に活躍しています。

出世するかどうかじゃないんです。華やかな仕事だからいいんじゃないんです。僕がうれしいのは、どんな社会にいっても、そこで大事な時に頼りにされる人になっていることです。

いざという時、出世する人が頼りになるわけじゃないですからね。

出世する人でも、あの人は信用ならんって思われてる人は山ほどいる。

それよりも、自分の周りが本当に苦しい時に、頼りになる人になれと言って社会に送り出してきました。

出征するしないは、運とかいろんな要素がある。でも、頼りになる人は、がんばれば誰でもなれるからです。そして、教え子はみんな、がんばってきたと思います。

なにより幸せなのは、いろんな社会での教え子の活躍を通じて、僕自身がとても自分ではできない人生を、共有できていることです。

それは、僕自身が何百人の人生をともに歩んでいるに等しく、本当に楽しいことだと思います。

本当に幸せ者だと思い、僕も今年、また気持ちを新たに頑張ろうと思います。

そんなことを思った、紅白のJO1のパフォーマンスでした(笑)。


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