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立命館大学オープンキャンパス2024・模擬講義「未来の政策科学」のレジュメ公開します。

掲題の件、ペーパーレスということで紙での講義レジュメの配布をしてなかったんですが、参加者からの要望がありましたので、以下、公開します。

講義の概要です。

人工知能(AI)など新たな技術革新は、理系のみならず政策科学部の学問領域でもある。新たな技術は社会を根本的に変化させる。我々には新たな社会のモデル・制度を構想する使命がある。
 現代の国家は全ての国民が働ける「完全雇用」を目的とする「福祉国家」モデルだ。だが、AIが人間の雇用を奪う「完全失業」状態になると「福祉国家」モデルは根底から崩壊する。「完全失業」を前提とする新たな国家モデルの創造が必要だ。
 国際社会では、新興国が人口増による労働力増加で高度経済成長する一方、日本など先進国は少子高齢化の経済停滞に悩んできた。しかし、AIやロボットによる「無人工場」が登場すると、先進国が海外移転した工場を国内に戻す。雇用を失う新興国の「人口爆発」がより深刻な問題となる。従来の国際政治経済の構造は完全に変化する。
 本講義は、新たな社会課題に対する政策科学部の使命を示し、それは若者主導で取り組むべきだと論じる。


尚、模擬講義については、9月以降になると思いますが、立命館大学政策科学部のHPに動画公開される予定です。


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