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紹介したいnote記事「詩    いく夏…」

ナッツさんの「詩    いく夏…」という記事を紹介します。

せんこう花火の最後の
あの、オレンジの塊が
雫と化して
ぽたっ・・・と 落ちた
あの瞬間…

…夏も終わりだな… って
君が寂しげなトーンで
呟くように言った

その時かも知れないね
夏が これで終わりだと
覚悟を決めた瞬間

ほんの少しだけ
首筋のおくれ毛を揺らして

すぅっと寂しげに
秋に合図を送った気がした






空の色海の色とのその狭間君は青の風そのものだったよ



ひと雫せんこう花火が音たてて落ちた瞬間 夏の終わりか

詩    いく夏…|ナッツ (note.com)

 夏の終わりに、線香花火をしたのでしょうか。確かに線香花火って、最後が切なくなりますよね。

 これは、さだまさしさんの線香花火という歌です。

 最後の「ぽとりと落ちて ジュッ」の歌詞が好きで、線香花火と聞くとこの歌を思い出します。

「…夏も終わりだな…って、君が寂しげなトーンで呟くように言った、その時かも知れないね。夏がこれで終わりだと覚悟を決めた瞬間、ほんの少しだけ、首筋のおくれ毛を揺らして、すぅっと寂しげに、秋に合図を送った気がした」

 「夏がこれで終わりだと覚悟を決めた瞬間、秋に合図を送った気がした」という部分が好きです。

 これは、夏が秋に合図を送ったのか、それとも「君」が秋に合図を送ったのか、どちらだろうと悩みましたが、夏を擬人化している気がしました。

 夏が、「君」の寂し気な気持ちに呼応して、首筋のおくれ毛を揺らして秋に合図を送ったのかなと。

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神野守
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