令和時代に広めたい! ご祝儀袋をリメイクする方法
こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。
水引の仕事をはじめた頃から、ずっと取り組みたかったことのひとつに「ご祝儀袋のリメイク」があります。これまで後回しにしてきましたが、令和元年こそは本気で取り組みたいので、ここにその理由と決意表明を記します!
●理由1:ご祝儀袋は「水引」の代表商品
先日水引の歴史についてご紹介した通り、水引は古くから伝わる日本オリジナルの伝統工芸品です。そして水引の一番の用途は結婚式の「ご祝儀袋」。コンビニエンス・ストアや100円ショップで売られているご祝儀袋もすべて人の手で結ばれています。
●理由2:もらったご祝儀袋は「ゴミ」か「たんすの肥やし」になっている!?
結婚式・披露宴でもらったご祝儀袋のその後についてインターネットで検索してみると、「いただいたものだし、きれいな状態で捨てるのはしのびないけれど、どうしたらいいのかわからない…」と困っている人がたくさんいることがわかります。
実際に結婚した友達にアンケートをとってみると、「全部保管してある」「気に入ったものは保管し、その他は捨てた」「全部捨てた」の3パターンに別れていました。どうやら「ご祝儀袋」は、多くの家庭で「たんすの肥やし」か「ゴミ」の2択になっているようです。
●理由3:お手軽リメイクは楽しく達成感を味わえる
もらったご祝儀袋をリメイクすることになったら、きっと夫婦で何を作るか相談したり、一緒に手を動かしたり、コミュニケーションが生まれます。すでにお子さんがいたら一緒に作ることもできますよね。ああでもないこうでもないと話しながら作る過程は楽しい思い出になったり、達成感を味わえることでしょう。
●さいごに
若者の恋愛離れや未婚率の上昇が叫ばれていますが、2018年に結婚したカップルは約59万組、そのうちおよそ半数のカップルは結婚式・披露宴を開催しています。この数字から考えると、理由2であげた「ゴミ」か「たんすの肥やし」の量は、長年積もり積もって日本全体でかなりの量になっているのではないでしょうか。
大切な人からのお祝いの気持ちが包まれたご祝儀袋を、なんとか有効活用する第3の選択肢を水引デザイナーとして提案したいです。
・・・で、結局リメイクで何を作るの?
というのは、これから少しずつ試していきます。アクセサリーやインテリアなど身の回りで活用できるものがいいかなと考え中です。おすすめできるリメイク方法はnoteでも紹介していきますので、見ていただけたら嬉しいです! どうしても余ってしまったものは、お近くの神社やお寺のお焚きあげに出して天にお返ししましょう。
ご祝儀袋をもらう→リメイクするという流れが、キャッシュレス時代にも当たり前のサイクルになっていったらいいなと思います。
もし「こんなの作ってほしい!」というアイディアがありましたら、お気軽にご連絡ください。
サポートいただいた際には、新たな水引製品を開発するための材料や小道具を充実させたいと思います!オーダーメイドのご依頼もお待ちしています。