しあわせシャンプーってなに?vol.2
医者か美容師しか無い!
こんにちは。自称「氣功美容師」 あき です。
前の記事でも書きましたが、美容師として私がシャンプーの技術に価値を感じたのは、札幌の美容学校の時、担任の先生のおっしゃった言葉でそれを感じました。
「あなたたち! 美容師のお仕事は素晴らしいのよ。お客様に直接触れられるお仕事は、医者か美容師しか無いのよ!」(お医者の場合は患者様ですが)それを聞いた私は、深く納得したのです。お客様が安心して体を預けてくださるお仕事。
美容師はお客様をキレイにして差し上げられるお仕事。本当に素敵なお仕事だと心から感じました。とても誇りを感じました。先生にも感謝です。
インターン生
当時は美容学校は1年で卒業の時代。その後1年間は実際に美容室に努め、インターン生として修業をするわけです。美容師として、まずは掃除から洗濯から、下仕事を学び始めるのです。
私は札幌の美容室で、住み込みを希望して入店、5年半働かせていただきました。下仕事とサロン仕事の流れを学び体で感じながら、技術も教えていただきました。
やっと技術を教えていただけるんだ!と思った時は嬉しかったものです。やはりお客様に触れたいですよ。一人前になった自分を想像し、夢見ながら希望に燃えていました。
まずはシャンプーから!美容学校の先生から教わったように、直接お客様に触れられる貴重な技術を一番初めに教えていただけるんだ!とワクワクしました。そして教えてくださる先輩が、やはり言いました。
「シャンプーは一番大切な技術だからね。」と。
私はやはりそうか!と。
一生懸命頑張りました。先輩も頑張りました。
想像してみてください!先輩が、まだ何もできないインターン生にシャンプーの技術を教えるために、自分が練習モデルになって頭を貸してくれるのです。シャワーの使い方も、髪の毛の扱い方も、力の加減もまだまだ把握できていないド素人にですよ!
長時間寝たままで、頭皮を何度も何度もゴシゴシ擦られるのです。そりゃー毎日頭がヒリヒリですよ!
そんな周りの先生、先輩の苦労のお陰で技術を身に着けられるのです。あ~あ過酷ですよ(笑)
シャンプーの技術だけが
シャンプーの技術だけが、直接お客様に触れる技術です。
カットもパーマもカラーもすべてコーム(くし)やハサミ、 刷毛など使います。道具を使わないのはシャンプーだけ。素手で勝負です(笑) この価値を解って頂けますか?
氣が通じる
前にも書きましたが、私は人間は指先から「氣」が出ていると思っています。その指でお客様の頭を触る、つまり「脳」を触るわけですよ。
その時「あ~あ、お腹すいたな~」とか「あ~あ、つかれたな~」と思いながらシャンプーすると、それは絶対にお客様に伝わると思います。
実際「シャンプーなんて適当でいいのよ。」なていう美容師もいました。
でも私はそれは自分には許せない!
お客様に「今日もありがとう」「気持ち良くなってくださいね~」「癒されますように」と心を込めたら絶対に伝わる!そう思って、19歳の時から今も変わらず、感謝の気持ちでシャンプーをさせていただいています。
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