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美術史解説マンガ•コラム:屏風の役割

日本の美術史解説マンガ

今回は屏風(びょうぶ)について!
今では博物館でしか見る機会がない屏風ですが、

畳の部屋が主流だった昔の日本の家屋では、
実用的な飾りとして用いられていました。

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マンガで紹介しましたように、一部だけ開いて見せるといった飾り方もできるのが屏風の特徴の一つです。

ただし、例えば六枚全部で一つの画面をつくるような屏風であれば、一部の絵や文字が隠れてしまうことになりますので、ちょっと格好がつかない感じがします。

そこで屏風には、この「一部だけ見せる」がやりやすい形式が存在します。
それが、押絵貼屏風です。

四季折々の草花や鳥が一枚ずつ描かれているのであれば、
その季節に合わせて開く面を変えることになりますし、

同じ画題を、あらゆる構図で描いたものならば、
その日の気分に合わせて画面を選ぶ楽しみも生まれます。

一つの部屋を、あらゆる描き方・開き方で仕切る・演出することができるのが屏風の魅力と言えるでしょう。

日本美術は、シブくてわかりにくい…とは限らない!
知ればきっと、身近で面白い。
そんな日本美術のアレコレを発信していきます。

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