「哲学で起業って何?」と聞かれまくるので、まとめてみました
皆さんこんにちは!哲学クラウド代表の上館です。
創業して約1年が経過しました。
振り返ってみると、悪戦苦闘の日々でした。(いや今もそうか笑)
腹を括り仕事を辞めて、アクセラレータープログラムにフルコミットした1月〜4月。6月には資金調達が決まりました。
激動でとても楽しい日々でしたが、投資家さんからの入金前日、口座の残高が150円になった時はさすがに震えました。
夜中に感じる空腹は夢とMOROHAのバイブスが埋めてくれました。
その後は日経やダイヤモンドシグナルに出たりお取引もはじまったりと地道に事業を進捗させています。
変わらず激動の日々ですが、ここで結局何をやろうとしているかお伝えしていきたいと思います。
今回は概要編ということで、より具体的な内容は今後にご期待ください。
※詳細な話を聞きたい方は、お問い合わせいただけると嬉しいです!
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哲学で起業の背景:小学生も社長も悩みは同じ
私は一時期世間を騒がせた「旧統一教会」信者の子として生まれた、いわゆる「2世」です。厳密には、今はもう脱会しているので「元2世」ですが。
そこで受けた「教え=正しさ」の押し付けによって幼少期に途轍もない息苦しさを感じていました。
そんな人生に希望を持てずにいた頃、生きる知恵と技術を授けてくれたのが「哲学」でした。
自分の考え方(テーゼ)と受け入れ難い考え方(アンチテーゼ)を高次の視点から総合し、自分らしい生き方として昇華(アウフヘーベン)することで、初めて息苦しい状況から脱却することができたんです。
まあ、実際にはもう少し紆余曲折ありましたが(笑)
起業に至った背景には組織コンサルとして目の当たりにしてきた組織課題が影響しています。そこでは私が幼少期に感じていた「息苦しさ」と似ているものが根底に渦巻いているなと実感したのです。
その根本課題を解決するには、既存のHRの方法論だけでは難しい部分もあるのではないか。
本質的にアプローチするには、私が体験したように哲学の力が必要なのではないか。
そう強く確信して起業することを決心しました。
※参考:ダイヤモンドシグナル
解決したい課題:「摩擦」の原因は「考え方の違い」
これまでの経験から多くの悩みは人間関係の摩擦から発生しており、その原因は「考え方の違いによって生じている」と考えています。
さらに言うと2500年以上の哲学を振り返ってみれば、いつの時代でも人が絶えず抱き続けてきた悩みがあります。それは「考え方の違いをいかに乗り越えるか」という課題です。
一方でこれはどの企業でも発生しているのではないでしょうか。(体感では8割以上を占めてます)
例えば、よく相談を受けるのは「組織視点vs個人視点」といったケースです。
経営者には「会社の成長のために必要なことをやってほしい」という想いがある。一方で現場の声を聞くと「自分の成長のために必要なことをやりたい」といった心境をよく聞きます。
双方の立場にはそれぞれの正しさがきっとあるはずですが、問題の本質はその状況を共に乗り越えることができていないことです。大概どちらかの正しさが押し付けられ、他方は「息苦しさ」を感じることになります。
そして多くの場合、これを放置していると、別の形の組織課題を呼び込んでしまいます。つまり互いに向き合って根本の考え方の違いを乗り越えない限り、モグラ叩きのように問題が発生し続けるということです。
この課題を哲学を使って解決するために、サービスを開発してきました。
サービス概要:なぜ哲学で「組織の摩擦」を乗り越えられるのか
弊社のサービスが目指すゴールは、組織内のそれぞれの考え方を昇華(アウフヘーベン)して高次の目的を設定することで、全社員が受け身ではなく主体的に探求する状態になることです。
具体的な説明は長くなってしまうので、今回は核となる部分に少しだけ触れたいと思います。
前述の通り一人ひとりの考え方は違うので、人が集まると必ず「摩擦」は生じます。そこで弊社は哲学者がファシリテーションを行う「対話」を通じて、普段は表出していないそれぞれの考え方を可視化し、その根底にある価値観や信念の違いを明らかにします。
その上で太古以来培われてきた哲学の叡智を活用して、現状を乗り越えるために以下のような「問い=論点」をご提案させていただきます。
[問いの観点]
①理想を実現するための問い
②現状をまずは改善するための問い
③最悪な状況を予防するための問い
※場合によってはこれらの「問い」を一緒に考えて言語化するサポートします
ちなみに哲学者はとても話しやすく面白い人たちです(笑)
体験談の声:「自分がいかに分かっていないかが"分かった"」
我々がサポートする企業の方々から最も多くいただく感想は「自分がいかに分かっていないかが“分かった“」というものです。
実はこれは、古代ギリシアの哲学者・ソクラテスの言葉「無知の知」に通じます。自分が無知であることを知る。つまり「自分にはわからないことがいっぱいあるということを認識せよ」ということです。
逆に「自分はわかっている」と思い込んでいる状態では、人はお互いにわかり合ったり、それぞれの違いを乗り超えることはできないと思います。
ここでは実際にいただいた感想を一部ご紹介しましょう。
最後に:僕は「孤独」をなくしたい!
「息苦しさ」を感じていた頃、同時に「孤独だなぁ」と思っていました。
誰に、何て相談していいか分からない。自分ひとりで乗り越えるしかない。思い返すだけでも背筋がゾッとする記憶です。
一方で原因に違いはあれど、同じように「孤独」を感じている人が今この瞬間にもいるかもしれない。「息苦しい」思いをしてるかもしれない。
そんな人にとって「一人で抱え込まなくていい!もう大丈夫だ!一緒に乗り越えよう!」という想いを伝えたくて、今回noteを書かせていただきました。
もし少しでも興味を持ったり、もっと詳しく話が聞きたいと思った方は是非、下記の問い合わせからご連絡ください!
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