あの扉の向こうに『なんか酔ってる』
あの扉の向こうには
「
最近忙しかったんよ。
だから自分へのご褒美に
チーズとワインの美味しい
BARに行ってみた。
おいおい、誰と行ったとか
野暮なことは聞くもんじゃない
でさ、乾杯🥂したんだよね。
チーズたっぷりのシカゴピザ🍕とか
新鮮なシーザーサラダ🥗とか
美味しいモノを頬張りながら
ワイン🍷をおかわり。
ちょうど3杯目の事だったかな
手洗いに立つ自分の身体感が
おかしい事に気が付いた。
あれ?俺って酔ってるじゃん
足元がフラついてるよ
どうしちゃったんだ俺!!
普段は晩酌もしない
寝酒もしない
疲労も重なりあって
いつのまにか弱くなっていた。
それはショックではあるけれど
ちょうどいい酔い具合で
たまに少しふわふわと揺れる。
この感じで、この気持ちで
この出来上がり感で
なんか楽しいよね。
楽しく飲んで食べて
愉しく話して歌って
過ごしてるこの感覚の自分が好きだ。
大袈裟ではなく素直な気持ちの
幸福感を纏い
明日に向かうために
今日はとりあえず
酔させておくれよ。
」
そんな『なんか明日まで酔ってる』ある日の金曜日の物語。。
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