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あの扉の向こうに『そばにある光』

あの扉の向こうには


よく見えなかったんだ

すぐ『そばにある光』

あまりに近すぎて

見逃していた。

それは暖かく

包み込んでくれている

いつの間にか暖かさに慣れ

それが当たり前のように

感じていた。

光が輝きを辞めた時に

はじめて気付かされた

包まれていたことに。

これまでのように

ふたりで照らしあえてたなら

いつまでも

アナタと手を繋いでいれたかな?

照らしているのは

包んでいるのは

自分ばかりだと思っていた

独りよがりだったあの頃。

素直になれなくて

すぐ『そばにある光』から

眼を背けていたのかもしれない。

なくてはならない人だって事は

わかっていたのに

わかっていたからこそ

光を失った今も愛おしい。

時が経つほどに

今度は寒さに慣れ、暖かさを求める

ただ愚かさと愛おしさだけが

ここに残されていた・・・



そんな、いつも『そばにあったはずの光』を再び、きっと見つけたい物語。。

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