あの扉の向こうに『踊る涙の内訳』

あの扉の向こうには
「

人はきっと涙する

その訳を見て何を思うか

泣くのは悲しみだけではない

そんな事に気がつく。

当たり前であり

今更かも知れない

でも考えた事もなかったから

見えても来なかった。

祖母が亡くなった日

母が泣いていた

涙が溢れていた

人が亡くなるという意味を知る。

動かなくなるという事を

骨になるという事を

もう二度と話すことがない事を

学んだ幼い頃だった。

悲しくて泣くことが辛い

そして泣くことが嫌いになる

その夏に甲子園の決勝をTVで観た時

泣いている人達を観た。

負けて悔しくて泣いていた

だけど一方で

嬉しくて笑顔で泣いていた

涙で溢れていた。

嬉しくても泣いていいことを

その時、学んだ

それから決めたんだよ

もっと嬉しい事で

涙を流したいって。

あまり約束は守れてないけど

そういう気持ちで生きています

だからもっと感動したい。

いっぱい悲しい事があって泣いても

その分、暖かい感動で

嬉しい感情で泣けたなら

きっとプラマイゼロだから。

最期に笑顔で感謝するために

心が『踊る涙の内訳を』増やしていきたい

」

そんな『心踊る涙の割合を』少しでも上げて、笑顔で送られたい物語。。