あの扉の向こうに『灯りある部屋へ』
あの扉の向こうには
「
夕暮れに気づく間もなく
夜が訪れる
PCをシャットダウンしつつ
帰り支度を始める。
空腹を感じながら
疲労感を少し纏いメトロへ
いい匂いの誘惑を
サラリと躱しながら
帰路につく。
駅からマンションの歩み
すっかりと熱くなった
初夏の夜道を
いいリズムで帰っていく。
そろそろ見えてくる
わが家の窓
そこには灯りが点いている。
もちろんそこにはキミが居て
その灯りは暖かく
でも強く照らしていてくれる。
『灯りある部屋へ』帰る嬉しさ
「誰もいない部屋へ」との温度差
もう失ってはいけない
守らなければいけない。
今更キミへは聞かせられない
当たり前の決意を持って
キミがいる『暖かみある部屋へ』
帰って来たよ。
ただいま~っ!!
」
そんな、キミが待つ『灯りある部屋に』着くなり、毎日ギュッと抱きしめ続けたい物語。。