本「巡る桜 上絵師 律の似面絵帖」
知野 みさき著。
オーディオブックにて。
今回、お律ちゃんは
失敗してしまった。
仕事で、大切な袖に染料をかけてしまった。
ごまかしたけど
ごまかしきれない。
でも、納品した先のお上さんは
受け取ってくれた。
罪悪感を持っていたけど
何にも言われなかったから
それでよしとした。。。。
でもやっぱりそれでは納得のいかない仕事じゃないからって
頭を下げてやり直させてもらった。
赤字になっても、そうした。
そうだよ、えらいよ。お律ちゃん。
仕事ってさ、
人も見てるけど
自分が見てる。
手を抜いたり
誤魔化したりしたら
それはみんな自分が見てる。
納得した仕事をするのが職人さんだしね。
職人だけじゃないと思う。
おばちゃんも、心したもん。
「ヘタを打つんじゃないよ」と言ったお上さん。
そう。
「ヘタを打っちゃいけない。」
だけど、お上さんはこうも言った。
「誰だって失敗することはある。
でも、その失敗をどう対処するのか、が大事だと」
そうなんだよ。
失敗。それは人間である限り
誰だってしてしまうことだ。
なるべく気をつけていたってある。
でも、それにどう向き合うか、が大事。
勉強になるなぁー。
わたくし、おばちゃんもよく思うことがある。
「自分が見ている」そう。
自分が見ているから
変なことはしたくない。
自分が納得できるように仕事をしたい。
「ヘタを打つんじゃないよ」
この言葉、おばちゃんも心に刻もう。