本「[13巻] 最後の晩ごはん 閉ざした瞳とクリームソーダ」
椹野 道流著。
オーディオブックにて。
久しぶりの「最後の晩ごはんシリーズ」。
オーディブルの聴き放題プランで聞いているんだけど
1ヶ月に1度、次の巻が聞けるわけですよ。
だからやめられないオーディブル・・・
まあ、これだけ聴いていれば
十分過ぎるほどプランの元はとっているんだけど(笑)
5月に聴けるようになっていたこの13巻。
でも1冊が7時間ちょっと、と短めだから
1日で聴けちゃう。
もったいなくてなかなか聴けないでとっておいたのよねー。
わたくし、おばちゃんはショートケーキのイチゴを最後まで残しておいて食べるタイプなのだ。
今回は、目が見えなくなった女性(瞳ちゃん)と
彼女をずっとそばで守っているおじいちゃんのお話。
おじいちゃんは亡くなっていて、目が見えなくなった孫をずっと守っている。
あぁ、なんていい話なんだ。
最初はね、瞳ちゃんは困惑して怒っている。
ままならない日常に。一人でいろんなことができない自分に。
同情してくる世間に。
でも、この物語の中で彼女は変わっていく。
彼女だけではなくて、この物語では
全ての人が少しずつ前を向いていく。でも、本当に少しずつなのよね。
それがいい。
急になんて変われない。
人の成長はゆっくりだ。
わたくしなんて、ほんと
「年だけとってまだまだお子ちゃまね!未熟ね」って
思うこと多いもの。
そして、この年になると
そろそろ「もういいか。好きなように生きてやれ」という時期に・・・
おーい!それじゃあ成長しないじゃないか。
最後の晩ごはんシリーズを読んで思い出すのだ。
成長の大切さを。