本「落ちぬ椿 上絵師 律の似面絵帖」
知野 みさき著。
オーディオブックにて。
久しぶりに時代小説。
母を亡くし、ついには
父まで亡くなり
若い おりつちゃんは
一回り年下の弟と何とか生きていく、っていうストーリー。
おりつちゃんは、父親のような
上絵師(着物に絵を描く職人さんで)になりたい。
いーねー。
がんばる若者。
わたくし、おばちゃんは
がんばる若者がテーマの本、好きなのよね〜
あー、まぶしいっ。
わたくしに足りないまぶしさ!
って感じで。
でもさー、
江戸時代って本当に大変だったよね。
年金制度があったわけじゃないから
その日暮らしの庶民は
どうやって生き抜いたのかしら。
(・・・って、現代の年金制度も
この先破綻するかもしれないけどさ!)
寿命が短かかったから
あまり必要なかったのかな。
数百年前の日本なのに
違いすぎるわー
ストーリーは、
亡くなった両親の死について
その謎を解くっていう雰囲気もあり
単なる時代小説じゃないところがヨシヨシ。
おりつちゃんの幼馴染、良太郎の家は
お茶を商っており
お茶を飲むシーンがよく出てくるのも
嬉しい。(おばちゃんはお茶が好き)
シリーズになってるから
しばらくは おりつちゃんの成長ぶりを
微笑ましく見守りたい。