本 「はぐれ又兵衛例繰控 : 6 理不尽なり」
坂岡 真著。
オーディオブックにて。
今回は理不尽な物語ばかりが出てくる。
油の買い占め。
大奥の権力者による土地の買い占め。嫌がらせ。
武家の放蕩息子が盗賊に加担してやりたい放題。そのせいで
罪のない料理人がはりつけの刑に処せられる。
江戸時代ってさ、
武士と町民では大きな違いがあったのよね。
武士なら罪にならないことも
町民だったら罪になってしまう。
ひどいじゃないか!!
あぁ、辛いなぁ。
身分に大きな違いがあるってさ。
もちろん今作も面白かったわけだけど
わたくし、おばちゃんには
興味深いものが2つ出てきたわ。
まずは「長次郎の茶碗」
茶道をしている人なら誰もが知っている「長次郎の黒楽茶碗」
これが物語に出てくるよ。
大奥の権力者が、城内の茶道具を横流しして
売っているっていうのよ!
前も茶碗が出てきた作品があったのよね。
なんだか茶道が出てくるのって、嬉しい。
それと、「放生会」で亀が出てきたこと。
生き物を買って自然に戻すと、良いことが起きるよ、ってやつね。
わたくし、おばちゃんは
亀大好きでうちには6匹の亀がいる。
だから嬉しかったわ〜
亀が出てくるのって。
この記事の絵も、放生会を描いた絵なのよね。
ニホンイシガメかな。
今は数が少なくなっているニホンイシガメ(うちにはいる)。
昔は、いっぱいいっぱいいたのかもね。