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本 「上流階級 富久丸百貨店外商部 4」

高殿 円著。
オーディオブックにて。

神戸の歴史ある百貨店。
そこの外商部に勤める鮫島静緒さんの奮闘記。
バツイチで、同僚と共同生活。
プライベートはパッとしないが
仕事ができるし、仕事が大好き。
でも、40才という年齢になり
部下をもち、今後の自分の立ち位置を考える。
そして煮ても焼いても食えない上司。

あー、大変よねー
組織って。

わたくし、おばちゃんも
会社勤めしたことがあるから分かる。

仕事だけに集中させて欲しいのに
色んなことがあるんだもん。
めんどくさい上司と接し、
お局様との付き合い、
心無い同僚の言葉に傷ついたり。
あったな色んなこと。
でも楽しいこともたっくさんあった。
会社にいなかったらできなかったことたくさんあった。
それは今の私の血となり肉となっている。確実に。

今はフリーランスで一人で仕事をしているけど
きっとあの経験がなかったらできていなかった。
そして、今の気楽さも実感できなかったんだろうな。

若い時は、人様から羨ましがられるようなキャリアに憧れたこともあった。
肩書き。会社名。年収。
でも、途中で気づいた。
「何をやるかが大切」だってこと。
自分が「これやって楽しい。これやっていると充実する」それを見つけられたら
あとは収入なんて二の次でいい。(おばちゃんの場合ね)

だから今は、収入なんて
ぶっちゃけ気にしてない。
仕事についてくるのが収入。

これは人それぞれ。
主人公の鮫島静緒も、今回
「自分」を見つめ直して
自分のことに気づく。
そうか!そうだったのか!

うんうん。気づくまでには
色んなこと必要なんだよね。
近道なんてない。
色んなことして
喜んで泣いてしんどい思いして
それでようやく分かってくる。

ま、私
おばちゃんも、
数年に1回はやらなきゃだな。
自分を見つめて、今を見直すこと。

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