Tesla PowerWall見て来ました。

梅雨時の蒸し蒸しした日々が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?先日、Tesla Japanさんのお誘いで、PowerWallの説明会にお伺いしてきました。

一番前、砂かぶり席でお話を伺いました。

Teslaは電気自動車が有名で、独特のずんぐりしたフォルムは、日本でもよく見かけますよね。
Tesla PowerWallはそのテスラが家庭用に発売している蓄電池で、
2019年から国内発売を開始しています。

デッカいゲーム機のようで、スタイリッシュ

蓄電池容量は13.5kwで、実行出力も同等とのこと。
高さ1150ミリ×幅753ミリ×奥行147ミリの筐体の中にリチウムイオンバッテリーとパワーコンディショナーが納められていて、厚みがないので設置場所に悩まなくていいな、という印象でした。
これだけスタイリッシュだったら、玄関脇や建物正面に設置してもいいかも。実際、裏側に設置するよりは見えるところに設置する方が多いとのことでした。

直感的に使えるアプリが用意されています。

操作や設定は携帯アプリより行うようになっていて、どこからでも稼働状況が確認できるので、外観と同じでスタイリッシュ。
太陽光の発電状況も一緒に見られるので、発電した電気がどう使われているのかが気軽に把握できて便利ですね。

コンクリートベースに設置する場合は、アングル金物で転倒防止を図ります。

折角実機を見ることができるので、どうやって設置するのかもチェック。
壁掛けが可能な筐体になっていますが、114kgもあるので、RC壁以外は写真のような設置方法となるようです。
ちょっと揺らしてみましたが、全く揺れないので安全な設置方法だと思います。

オフグリッドな我が家は、常に系統が停電している状態で運用中。

ここから重要なお話!!
実は太陽光発電に後付けで蓄電池をつける場合、系統が停電した時に太陽光発電が停電モードになってしまい、停電している間は太陽光から蓄電池へ充電できない場合があるんです。
「オフグリッドな我が家」で蓄電池の選定をしている最中、この問題が発覚。常に停電モードで運用することを考えていたので、これは大問題!!

後々よ〜く調べると、太陽光発電側に「擬似連携機能」があるパワーコンディショナーだと回避できるとのことですが、どのパワーコンディショナーにこの機能が搭載されているかは、メーカー資料からは読み取れない(泣)
太陽光発電のパワーコンディショナーと、蓄電池のパワーコンディショナーが別メーカーになると連携がうまくいくかも不明。
ここ、今後オフグリッドを推進するには絶対に乗り越えないといけない大きな関門と思っていました。

で、今回見せていただいたTesla PowerWallは、太陽光発電のパワーコンディショナーとの相性の問題は全くなく、どのメーカーでも設置可能とのこと。
突っ込んで説明を受けましたが、配線の工夫と電力監視をどこでやるかで回避しているとのことで、「なるほどなぁ」と納得。
この設置方法、他メーカーさんでも導入していただきたい!!

で、お値段ですが・・・
他メーカーさんより2〜3割安く、お手頃とはいえませんが現実的な価格になってきています。ただ、東京都の補助金の対象ではないとのことで、東京都で設置する場合は他メーカーの方が安く導入できるとのことです。

Teslaはどうもお高く止まってるイメージがなぁと思っていましたが、
中身はよく考えられた製品で、次第にこのような製品が中心になっていくんだろうなぁと感じました。


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