大盛り無料のラーメンに騙させるな。死ぬぞ。

3時間。

遅番16時半〜2時半、帰宅3時、風呂3時半、就寝4時、起床11時。

12時〜15時までがしっかり空いた3時間のフリータイム。

3時間のための単調な重労働。

3時間を充実させようと、日々図書館に通うことが苦しくて辛い工場作業を華やかなものにするものだと思っていた。

クリエイティブな洗練された空間にいることで、あたかも日々何かを創作していますよ、と自分自身が悦に浸って傲慢さが出て胡座をかいていただけなことに気付く。

どれだけそこの環境が心地良くて、素晴らしい本に囲まれていたとしても、何か一途に一つのものをコツコツと創りあげているようなものではない限り、煌めく一瞬で勝負するためには、絶えず自分自身を動かして揺らしていく必要があることに改めて気付く。

安心しきった平和に囲まれた土地で太陽に浴びながら、さあ創るぞ、と意気込んでも何も出てこない停滞状態であった中での気付きであった。



全国各地、昨日よりもグンと気温が下がり、寒空の下、群馬県太田市も12度、6mの風でした。

山の麓だから太田は風強くて寒いんよ

レンタサイクルした時におばさんがそう言っていたのを思いだした。

急な気温差に服装をミスして冷えきった身体をあっためるため、手打ちラーメンの良さげな店に入った。

手打ち麺とスープの絡み合いがあまり感じられず、小麦感の強い手打ち麺を大盛り無料にし、調子に乗ったこともあり、お腹はパンパン。

ランチタイム終了間際で、食べている途中にバタバタと閉店準備をされ、カーテンを下ろされ、日が入らなくなった店内でスープの味が染み込まない麺2倍をずるずると忙しなく頬張った。

あっという間に3時間は経ち、遅番へと向かう。

せっかく自転車も給料も入ったのだから、もっと自分を動かし、細胞を震わせてあげないと。

一週間が早い。明日の3時間のために寝ます。