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価値は誰が決めるもの?

今日は「モノの価値」について考えてみたい。

先日、晩御飯を作ったんです。
メニューは以下の3品。

★スパイスカレー(チキン)
★シーザーサラダ
★ブロッコリーのコンソメスープ

至ってシンプルなメニュー。

スパイスカレーはいつも作ってるけど
今回は少しアレンジをしたい欲求に駆られ
ヨーグルト・カルダモンを加えてみた。

シーザードレッシングも今回自作。

これを食べた息子がやたら気に入った様子。

まずスパイスカレーがいつもと違うことに気づき
『いつもと何が違うと思う?』と問うてみた。
一発でヨーグルト入ってるやろ、と言い当てられ
なんか悔しさを感じたのはなぜだろう。

ドレッシングの味はどうか、とも聞いてみた。
これまたウマイを連呼。
『ではこれは市販品でしょうか?』
と聞いてみるも息子、ギブアップ。
なので『自作した』と種明かし。
レシピを簡単に説明したところ喜んでおられた。

『このセットメニューにいくら払える?』
と最後に聞いてみた。

返ってきた答えは『2500円』。
うん、ありがとう。父、商売するわ。


とは言え彼がなぜこの金額を言ったのか?

これは息子が感じた価値そのものなのです。
では何がその価値を生み出したのか?

一つは料理の味そのものでしょう。
一つは素材・作りに対する安心感
一つはこだわり・丁寧さに対する満足度
最後に期待を超えた成果への満足ではないか、と。

これらの総合点が2500円だったと思うの。
要素ごとに分解して考えてみると、
・料理の味…1200円
 +安心加点…200円
 +満足加点…400円
 +期待超え加点…700円
ーーーーーーーーーーーーーー
      計…2500円
こんな感じちゃいますか?

ワイ自身、色々な飲食店に行きます。

食べ終わったときの満足度って
料理の品質だけじゃないですよね。

料理の品質や素材の良さはもちろんですが
◉お店の雰囲気や清潔感
◉スタッフの態度
◉オペレーションのスマートさ
◉客層
これらを総合して価値判断しています。

どれだけこだわった料理であっても
店主が横柄なら大幅に満足度は低下するし
注文やお会計がスムースに行かなければ
不満を感じて総合点は下がってしまいます。

なんなら態度の悪い客層が多いだけでも
その店のレベルが下がって見えてしまいます。

どれか一つだけをみて評価は下されない。
色々な要素があって、それらが組み合わさって
評価というものは行われるわけです。


これは会社組織での評価や
親しい間柄における評価にも同じことが言えます。

一つだけ能力が秀でていても
それ以外でマイナスを生み出してしまうと
総合点はどんどん下がっていきます。

『ワイはこれが得意なんやで〜』
『誰にも真似できひんねんで〜』
といくら自画自賛したとして
評価されないケースって
まさにこれに当てはまるのではないだろうか。


冒頭の晩御飯についてですが
ワイは休日にしか作りません。

料理の味は間違いなくクオリティが高いし
その期待を裏切ることはない、と自負もしてます。
しかし、それだけでは満足度を満たせない…

それを知っているからこそ、
温かい料理は温かい状態で提供するし
料理を作り出すタイミングも考えるし
料理を入れる器にも気を使います。

ここまでやってしまうと
全く家庭料理という匂いがしない。
以前奥さんに言われたのが
『あんたの料理は家庭料理やない!』

この一言、最高の褒め言葉ですな。

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