幽体離脱してみる。
きのうは先日のインターンシップ参加者にフィードバックをする日でした。
シートが完成したので参加者に続々と電話していたのです。
その中には、笑顔がステキで周囲に癒しを与えてくれる雰囲気を持った女の子がいました。今日はその子とお話ししていて出てきた話題をひとつ。
その子は先に挙げた雰囲気や表情だけじゃなく、他にも武器となり得るものをいくつも持っていてポテンシャルが高いのは間違いありません。
しかしながら自己肯定感が低いんですよね。それは彼女が残してくれたドキュメントにも現われていました。
自己紹介のためにまとめるシートでは明らかに文章量が少なく、他の参加者を評価してアピールするためのシートでもうまく纏められているとは言えない状態でした。
彼女自身、『自分の強みを書けと言われて頭に浮かぶけど、いざ書き出そうとするとやめてしまう』『他人を評価しようとしても、どのように評価してその人の良さをまとめれば良いか分からない』と言っていました。
自分を評価すること、他人を評価すること。
それぞれは一見異なるようにも見えますがコアとなる部分は共通しています。それは客観的な視点を持てるかどうかです。
しかし『客観的に物事を見なよ』と言ったところで、それをできていない人からすれば『どーすりゃいいのよ』って感じじゃないですか。
なので私から彼女に伝えたことは『幽体離脱してみなよ』ってことです。
別にスピリチュアルな話をしたい訳じゃありません。
自分という存在を客観的に評価するなら、自分の体から離れてみるイメージをしてみようよってことです。そして本体(自分)を見つめながら自分がどんな人間かを評価していけばいいんです。
なぜこのように伝えたか?それは彼女自身が自分の能力をアピールする行為に対して『自分はそれほどの人間ではない』と思い込んでいるからです。もしかしたら品がない行為と考えているかもしれません。
ならば自分自身と存在を切り離してしまえば適切な評価を行えるのではないか?と考えた訳です。
この助言をしたら彼女はまるで目から鱗が落ちたように納得感に満ち溢れていました。コロンブスが新大陸発見みたいな感じですね。まぁ、コロンブスの当時の気持ちなんて知りませんけど。
この幽体離脱感覚をマスターできてしまえば、他者を評価することも容易く行うことができます。
ひとつコツを掴めば他のことにも応用できるのは仕事でも一緒です。例えばスポーツでも一所懸命取り組み続けていて大きく成長するときもコツを掴んだ瞬間にあります。
彼女がこれをキッカケに飛躍することを願うばかりです。
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