お灸と鍼の違い
昨日のインスタライブで「お灸と鍼ってどう使い分けるのか?なんで効果があるのか?」という話になりました。
そこで今日は調べてみました。
・灸治療の方法
もぐさを使ってツボ(経穴)に熱刺激を与えるのが灸。もぐさは糸状や米粒のような大きさのものから小指くらいものを使用する。主な方法は2種類でもぐさを直接皮膚を乗せて着火する「直接灸」、皮膚との間隔をあける「間接灸」がある。間接灸はもぐさと皮膚の間に空間を作る方法以外に、味噌や塩、薄く切ったニンニク、生姜を緩衝材として使い、心地よい暖かさを作り出す。そのほかには刺した鍼の先にもぐさをつける方法や、近年は遠赤外線やレーザーを使って熱刺激を与える方法も使われつつある。
・鍼治療の方法
長さ約4〜8cm、太さ約0.17〜0.33mmのステンレス製の鍼をツボ(経穴)に刺していく。主な方法は3種類で、刺してすぐに抜く「単刺(たんし)」、刺してから10〜15分程度置く「置鍼(ちしん)」、刺した鍼に低周波の電流を流す「パルス鍼」がある。単刺と置鍼は刺した後に鍼を上下に動かしたり回転させたりして刺激を与えます。パルス鍼は電流を流すことで筋肉のコリをほぐし血行促進をはかる。また、鍼をささずに皮膚を当てたり押し付けたりする方法も、子供の李朝にはこのやり方で行うことが多い。
・鍼灸はなぜ効くのか??
人の体には14本の経絡(けいらく、気が流れている)が通っており、その経絡上には670種類ほどのツボ(経穴)がある。東洋医学ではこの経絡の流れが悪くなることで病気に繋がると考えられており、経絡上にあるツボは病気が現れる場所だとされています。そのツボを鍼灸で刺激すると、エネルギーの流れを取り戻し、症状を和らげることができるという理論。継続して治療を続けることで体の悪循環を修正し、体質改善を図ることが可能となる。臨床経験に基づき、43疾患に対しての効果が認められている。
鍼灸は体質改善や松廟を防ぐ予防の観点からも良いとされる。また、腰痛、神経痛、リウマチ、五十肩など、病気によっては健康保険が使える場合もあるようです。
ちなみに、「気」なんですけど、身体を流れる「微小電流」とも考えられています。静電気を想像するとなんとなくわかりますよね?
その電気系統にトラブルがあると自律神経が乱れ、病気になるのですが、ツボが家庭の電気回線の分電盤のようなイメージです。なので、鍼でツボを刺激することによって、灸はもぐさの温熱で電解液変化させ電気の流れを変えることによって「放電・漏電・停電」状態を直して電気の流れを変えるとのことです。
これには遺伝子や自律神経が関わり、基本的な考え方としては「副交感神経優位の電流」になるようにします。副交感神経が優位になると体がリラックスするのはもちろんですが、眠っていた遺伝子が目覚め、体の中で病気を治す薬用物質が作られることにより病気を治すと考えられています。
・まとめ
基本的に鍼灸の違いはツボを刺激する方法が「鍼=直接的」「灸=間接的」というだけで、「ツボを刺激する」という意味では同じだということがわかります。
なので、ご自身で鍼と灸どちらも受けてみて、お身体に合うものをやってみるといいと思います。