美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 閑話編3 東京の蕎麦屋
東京の蕎麦屋さん
蕎麦のうんちく、お店の紹介はとかく厄介だ。人それぞれ蕎麦には好みがあるし、うんちく大好きだから。だからココの蕎麦屋が美味しいとか、お勧めの蕎麦屋はココだなんてことは口が裂けても言わないし書かない。
それでも蕎麦は好物なので、あくまでも自分の好みを書いてみようと。好みだから、あだこうだと横やりは無しですから。
蕎麦屋と言えば 「翁」 知る人ぞ知る高橋さんのお店。最初は東京の東長崎にあった。たまたま近所に住んでいたので 時々食べに行っていたが、御飯ものが無いので近所の人はあまり行かなかったイメージがある。温かい蕎麦はあったし天ぷら蕎麦もやっていたはず。
それがあれよあれよと日本一の蕎麦屋となり山梨に移転しその後広島だったかに移転した。 東長崎の翁が移転した後 休屋という蕎麦屋が開店したはず。数回行った記憶がある。
草野球仲間の野川さんのお店が 日本橋にある 薮伊豆総本店。
野球の納会やら年末の年越し蕎麦でお世話になっている。 以前は草野球仲間の先輩たちと蕎麦を手繰るというか、飲みに行くお店でした。コロナ禍で飲みに行くということが出来なくなってしまい、さみしい限り。蕎麦屋で飲めなかったら・・・これほど辛いことは無い。
築地本願寺近くのさらしなの里も そんな飲みに行っていたお店。以前は市場通りの反対側の新富町駅近くの路地に入った場所だったのが、市場通りに目ンした今の店舗に移転。名物だった帳場のおばちゃんも、今はもう姿を見せない。店の中に飾ってある古い写真の注釈では、その昔神楽坂の方にあったお店らしい。ここでの酒の肴は 蕎麦田楽。とにかく頼むのは、蕎麦田楽と熱燗。美味しい。
最近食べに行くようになったのが、上野の翁庵。 珍しいむじな蕎麦がメニューにあるので勿論注文。昔、東海林さだおさん(草野球チームのお仲間)のエッセイで きつね蕎麦 と たぬき蕎麦 の 合体蕎麦としてむじな蕎麦というメニューがあると初めて知ったのを想い出す。
子供の頃頻繁に通ったのが、当時は西武新宿線沼袋駅からしばらく歩いて環七通りに出るとあった明月庵田中屋。
ここの蕎麦の味にどうやら舌が慣らされたようだ。今は銀座にお店があって、いかにも高級店という門構えだけど、はるか昔は、おやじさん(初代だったのかな)が自ら岡持を持って出前をしていたとのこと。
親に連れられて通い出した頃は既に大きなお店になっていて、かなり賑わっていた。量が少しでこんなに高いの?と子供心に思った記憶がある。どうしてだか、中学受験に失敗した日に、環七通り沿いのこの田中屋で蕎麦を食べた記憶が鮮明に残っている。今から50年ほど前の話。
※写真は 薮伊豆総本店より https://www.yabuizu-souhonten.com/menu.html
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年間100日を日本各地に出向いて、地域の課題解決の相談にのっていた亀田武嗣(デジタルメディア研究所・主任研究員)による、足で探し、人と交流…
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