年間100日を日本各地に出向いて、地域の課題解決の相談にのっていた亀田武嗣(デジタルメディア研究所・主任研究員)による、足で探し、人と交流しながら得た情報。ネットでは探せないおいしい情報が満載。
こちらは、橘川の過去のアーカイブをまとめていましたが2024年5月16日に変更して、これからの出版業界を考えるマガジンにします。よろしくお願いします。
深呼吸旅行社は、「旅する深呼吸学部」です。 人に会い風土を巡る。
Takeshi Kameda
コロナ禍で出歩けない、地方に行けない、そんな時代に思うのは、あそこで食べたあれ。懐かしいと言うか、意地汚いというか、大好きな各地の食事を思いだしひたすら記録してます。
大正七年五月四日印刷 大倉書店発行
草野球の夏期合宿を北海道で開催したことがある。その際に差し入れとして北海シマエビをボイルしたものが、発泡ケースで届いた。これが初めて北海シマエビを食べた記憶。 野球のメンバーで貪るようにボイルした北海シマエビの皮を向きひたすら食べた。北海シマエビの旬を考えると、おそらく7月だったのだろう。地元の人に北海シマエビのアレコレを聞いたが、失念してしまった。しかし7月の風物詩 北海シマエビ は美味しかった。 その後も何度か北海シマエビに出くわしたが、ボイルして食べるものだとずっと思っ
日本全国甘味の名物はいたるところにある。 個人的には、お土産として買うのはだいたい和菓子が多い。 仙台では白松がモナカの「ミニヨーカン」特に胡麻のが大好き。 長崎では田中旭栄堂の栗饅頭。 最近のお気に入りは福井県勝山市 はや川 の 羽二重くるみ。日持ちしないお土産だが、美味しいと思う。お勧めです。 青森では小山せんべいの「手焼きピスタチオせんべい」これはお土産として買ってくると大人気な逸品。8枚で1200円(2023年5月現在)と安くはないけれど美味しいと思う
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最近近所の海鮮丼屋さんで「りゅうきゅう」を売っているのを知った。 福岡の大好物 ゴマサバと似ている刺し身を漬けにしたものが大分では「りゅうきゅう」と呼ばれていた。 「豊富な魚介類に恵まれる大分県では、アジやタイ、太刀魚、イワシ、サバなど四季折々のさまざまな魚介が水揚げされる。 「りゅうきゅう」は、地元でとれた新鮮な魚を、醤油、酒、みりん、ごま、しょうがでつくるタレと和えていただく、大分県の代表的な郷土料理。一種の保存食として地元に浸透していった。」(https://www.
深呼吸学部モモチャンが企画立案 亀田がサポートして実現したのがこの旅行企画。 現地集合 現地解散 2023年3月18日に実施したこの旅行企画は、福井県坂井市三国町、三國湊座にて越前蟹をひたすら食べる会。 三国観光ホテルに宿泊 このホテルの大浴場がとても好きで、是非皆さんにも温泉を堪能してもらいたかったので選びました。 会場の三國湊座は三国町 町おこしの拠点となっている場所。もともと倉庫だったのを改装した空間。 三国バーガーが名物で、全国各地からミュージシャンや演
3月18日、10名の仲間が福井県坂井市三国町、三國湊座に集合。夕刻から越前蟹をひたすら食べる会を開催しました。 YAMI大学深呼吸学部で旅行に行きたいというのは以前から話が出ていたのですが、なんせコロナ禍・・・。なかなか実現しませんでした。それが2023年になってやっとコロナも終りが見えてきて、旅行支援も3月までとなり、では旅行企画をやりましょうとなったわけです。 普通の旅行では面白くない。そこでいつもお世話になっている三国の舩木さんに早速相談。みんなに舩木さんが漁をした
2023年3月15日、東京は神保町の学士会館にて、一般社団法人食品産業センターが主催する「優良ふるさと食品中央コンクール」授賞式が有りました。福井県坂井市三国町の舩木水産、ご夫婦が参列。ついでに自分もお付きで参列。全国の都道府県で選別された商品が審査され、優秀な商品や企業が表彰されました。 舩木さんが本当に試行錯誤して作り上げた甘海老を乾燥させた商品。そう乾燥させただけの商品なのです。しかし市場にはこれだけ美しくて美味しい乾燥甘海老がなかったのです。見た目にこだわり、食
知り合いに頼まれ福井県坂井市三国町に行くようになったのは何年前からだったか。もしかしたら10年近く前からだった気がする。三国町の人たちと次第に知り合うようになり、舩木水産の舩木さんともいつの間にか知り合いになった。 越前蟹漁を主とし、蟹漁期以外は甘海老を中心とした漁をしおている。自ら漁船を操業し、とれた魚を販売していたが、加工にも進出するとのことで、冷凍甘海老の試作品を作っていた。 そんな舩木さんと話をしたのが、新幹線が福井まで延伸される、東京オリンピックや大阪万博でインバウ
旬のマジック 年末に東京アメ横に行ってきた。 コロナで数年足が遠のいていた人たちが、今年は一気に戻ってきた様子。 御徒町から上野までアメ横は人の群れでなかなか歩けない。にぎやかな年の瀬の風景はなんだか懐かしかった。 アメ横、年末といえば蟹。年末年始の食卓に蟹はつきものなのだ。蟹と言えば冬の食べ物のイメージ、特に年末年始。山陰から北陸のずわい蟹の漁期は11月から翌年の3月いっぱい。正しく冬の風物詩。 しかし北海道の毛蟹の旬は、冬ではない。オホーツクの毛蟹の旬は春。流氷が離
以前大規模トマト農家を経営しているトマトの神様と話をしたことがある。毎朝圃場の土を食べて足りない肥料を確認する。糖度と酸味のバランスを調整して、仕入れ希望価格に合わせた「甘さ」のトマトを育成する。糖度を上げると面積単位の収穫量が少なくなるので価格が上昇する。しかし相手の希望仕入れ価格はそこまで高くない。糖度をそこまで上げなくても、酸味を調整することで「甘さ」を引き立てることができる。 そんなトマトの神様 以前欧州にトマトを持参し、こんな甘いトマトが日本では作れるんだぞと意気
子供の頃から肉団子が好きだった。甘酢あんの肉団子。 酢豚よりも肉団子。肉団子と焼き飯の組み合わせが本当に好きだった。 子供の頃食べに行っていたのが銀座にあった揚子江。ここの中華は冷やし中華のタレも、甘酢も結構甘みが強かったと思う。1960年代、70年代は中華といえば銀座揚子江だった。 その後は銀座中華第一楼。銀座松屋の道を隔てた反対側の地下にあった中華料理屋。ここの肉団子も好きだった。 そして銀座アスターもお気に入りだった。 銀座揚子江が無くなり、銀座中華第一楼も味が
天皇の料理番 秋山徳蔵シェフが1962年頃出版した 「味と舌」で有名になったのが幻の洋梨と言われるDoyenné du Comice ドワイエンヌ・デュ・コミス(カタカナ表記はいくつかあります)。通称コミス 「コミスの、あの品のある味」 「一片を口に入れる。とたんに、何ともいえない芳香と、トロリとした舌ざわりと、上品な甘さが、口いっぱいに拡がる。かす一つ残さず、アイスクリームのように溶けてしまう。実に素晴らしい逸品であった。」 洋梨の中でも古い品種で明治時代には日本で
WIKIを検索してみると 「特産品(とくさんひん)とは、ある特定の国や地域でのみ生産されたり、収穫される物品のことで、その地域を代表し、その土地の気候風土を生かした物品のことをいう。特産物(とくさんぶつ)、名産品(めいさんひん)、名物(めいぶつ)ともいう。」 たとえば鯵の干物がその土地の特産品と銘打っていたら、その土地で水揚げされた鯵を加工した商品だと思うわけです。しかし原材料を確認すると他の地域で水揚げされた鯵を使用している。これはその土地の特産品んまのだろうか? そう