美味しい話 コロナが過ぎたら絶対に行く!! 20 奈良 燻製鯖の柿の葉寿司
燻製鯖の柿の葉寿司
奈良は遥か昔、修学旅行で初めて訪れた。その時の記憶はほとんど残っていない。
成人してからは仕事で何度か奈良県に足を踏み入れたが、特にこれという印象はなかった。
数年前取材で奈良に行った。橿原神宮、今井町、大和八木周辺を中心に明日香、高取の方まで観光客向けのお店を回って取材をした。
今井町はその街並みに感動した。そんな街並みの中に興味深いお店が並んでいて、また行ってみたい場所になった。
高取城までは行かなかったが、壷坂駅から城に続く街道も風情があって、そんな街並みに溶け込んでいる古道具屋や豆腐屋が素敵だった。
高取には「土佐」という地名がある。上土佐、下土佐、土佐街道。
「奈良県高市郡高取町にある土佐の町は、高取藩2万5000石の城下町として発達しました。 飛鳥時代、都造営のために連れて来られた土佐(現在の高知県)の人々が国に帰ることができず、故郷を懐かしんでつけた地名と伝えられています。http://www.nantokanko.jp/kokaidou/170.html」
高取の近くで珍しいお店の取材をした。柿の葉寿司の万松。テイクアウトと通販のみのお店。それまで何度か柿の葉寿司を食べたことがあるが、万松の柿の葉寿司には、あまりの美味しさに絶句した。スモークした長崎産の鯖で作る柿の葉寿司。それ以来 寒い時期になると東京から注文して食べている。
大和八木駅近くにある和菓子屋さん、御菓子処美松。この店も取材で知った和菓子屋さん。季節で変わるフルーツを使った大福が美味しい。さまざまな果物を入れ込んだ大福が可愛い。日持ちがしないフルーツ大福なので、お店に行かないと食べられないのがまたいい。
高取で土佐との不思議な繋がりを知った夜、八木町で見つけた居酒屋が「土佐の恵 いだき」。奈良で土佐料理というのもなんだか不思議だが、鰹のたたきは高知で食べるのと比べても遜色ない美味しさだった。
地元の人はよく知っていて、何度か行ったがいつも混んでいた。
写真は 万松の柿の葉寿司
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