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躁転を恐れず田植えに行く(日記)

2023/04/14(金)

双極性障害をコントロールするには、躁転しないことが一番大切だと言われている。

しかし私は最近のうつうつとした状況を打破するためにやりたいことをやることにした。
躁転する可能性があるにも関わらず。

どうしてやりたいことをしようと思ったか、改めて考えを整理してみようと思う。

〇最近の自分の状態
・行き詰まっている感じ
・うつ期
・体重が3ヶ月で5㎏増えた
・休日は過眠、微熱、頭痛で寝込む
一方で
・大切な予定ならこなせる(酷いうつ状態ではない)
・大きなストレスを抱えているわけではない


〇この状況を打開するためには?
・しっかり休養し生活習慣を整える
・訪問看護の利用スタート
 →自分で生活習慣を整えるのができなかったため(自己嫌悪)

今週から訪問看護がスタートしたので、これから信頼できるサポート受けつつしっかり自分をコントロールできるようなりたい。


しかしながら
〇気持ちが晴れない
・うつうつとした気持ち
・希望が持てずハリがない気持ち
・これからも工夫と努力の期間が続き、その結果良くなるとも限らないという気持ち
・良くなるかどうかは自分次第というプッシャー

(考えてみれば打開策が見つかったからと言って瞬時に気持ちが晴れるはずはないのだが。)


それと同時に
〇自分の中でくすぶっていた気持ちが表面化
・パーッと気持ちが晴れることがしたい
・やりたいこと(田植え、勉強、旅行など)ができるようになりたい
一方で
・気力とエネルギー不足でできない
・自分のやるべきことはまず体調を整えること

↓↓↓
やりたいことやってみようかな…
(こういう考えが浮かんだ時点で、うつ期に終わりが見えていたのかも。)
=体重が増え続けうつうつとした気持ちが続くのはもう嫌だ!

主治医に相談した結果、帰ってきてからの落ち込みありきでもやりたいことをやることを応援すると言ってもらえた。

(これは書くまでもないかもしれないが、主治医があくまでも今の私の状況や病状を総合的に判断した結果であって、一般的に双極性障害の人に「やりたいことをやっていい」と言っている訳ではない。)

↓↓↓
友だちの農家の田植えの手伝いに行こう!!
(飛行機を使って泊まりがけで行くので、準備に時間がかかるのと体力仕事や慣れない環境などが重なって躁転する可能性がある。)


〇今の自分の気持ちとメリット
・気持ちにハリが出てきた
・アクティブな時間が増えた
・体重が2㎏減った
・食事や睡眠に自制がきくようになった

明らかに決める前より体調がいい。

ちなみに余談だが、うつ病だったら決定する元気もないと思う。
私の場合、やろうと決めた時点からスイッチが切り替わったように元気になる。
(とは言っても不調のレベルであることは変わりないが。)
双極性障害の人にとって、スイッチが切り替わるような感覚は共通しているのだろうか?

〇今後の問題点
・結局いつまでも躁とうつを繰り返すことになるのでは?
→やりたいことをやってテンションを上げる方法は、気付け薬のような一時的なもの?
・私が目指していること(長期的に体調を安定させ、社会参加ができるようになり、結果として自分のやりたいことができるようになるなど)に逆流している?
・うつ期の過ごしかたに問題がある?
→気長に回復を待つことができない
→うつ期にだんだんと自分を追い詰める方向に走ってしまう


〇前向きに捉える
・躁転するとも限らない
・全体的に病状がよくなっているので、躁もうつも重症度は低いかもしれない
・田植えに向けてテンションを上げすぎない、きちんと睡眠を取る、きちんと休憩するなど工夫をする
・今の時点で気持ちにハリがあり楽しみなことがあるということは生きる上で大切


〇まとめ
自分の考えを時系列に書いてみて、田植えの手伝いに行くことはそんなに無謀で無責任でも危険な行為でもないような気がしてきた。

なぜならメリットもたくさんあるし、危険を回避する方法もいろいろ考えられるからだ。

そしてやりたいことをやろうと思った瞬間、自分に直観が働いていたことを思い出した。

やりたいことをするメリットデメリットで考えるのではなく、心の底で鋭く刺さっていた強い思いが自分を動かした?みたいな感じで。

自分の経験則だけで行くとその直観に従うのは悪くない。
後悔したことがないからだ。

しかしきっと少し冷静になって、やりたいことをやる自分大丈夫か?という気持ちが生まれたのだと思う。
その結果、このnoteで考えを整理することになった。

〇あくまでも実験
とりあえずやりたいことをすると決めただけで、こんなに前向きでハリのある気持ちが生まれたということに驚く。

希望やハリは自分が生きる上でとても鮮明に大切なことだった。

この状態から躁に転じないために自分ができることはある。
うつ期でも気分が上がった今でもやるべきことは同じだ。

この試みは自分にとって(失敗ありきの)実験だと捉えよう。

躁転する可能性のあることをするなど、双極性障害をコントロールするための王道の方法ではないことは確かだ。

しかし私がこの病気をコントロールするためのいい方法を見つけるひとつの試みだと思って、観察的視点を失わず準備をしていきたい。


❀私のひとり言にお付き合いくださってありがとうございました







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