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教育とは?

社員Aと社員Bがいる。
まずはこの二人を紹介する。

社員A  30代女性 
同業から転職してきた入社2年目。
同業から来ただけあって覚えが早く、すでに店の主力となっている。
明るい性格で手際が良く、パートさんとの関係も良好。

社員B  20代女性
未経験の新入社員。
春に入社したばかりで戦力的にはまだまだこれから。
やる気はあるが少しのんびりした性格(のように見える)

店長と話し合った結果、AさんをBさんの教育係に任命した。
2年目で教育係は早い気もしたが、私は人数が足りない部門の応援に入らねばならずそれどころではないし、何より女性同士で歳も近いからお互いやりやすいだろうという判断だった。


数ヶ月後・・・

私「Bさん、〇〇をやっといて欲しいんだけどできる?」

B「えっと・・ちょっと教えて欲しいんですけど・・」

私「あれ?この前Aさんに教えてもらってなかった?」

B「そうなんですけど、ちょっと確認したくて・・・」

私「・・わかった、どこが聞きたい?」

という訳でBさんのわからない箇所を聞くことになった。
ところが・・・



私「おいおいおい・・ほとんど理解してないじゃない・・」

B「すいません、教えてもらったのが結構前で忘れてしまって・・」

私「Aさんからは一通り教えたと報告もらってるよ」

B「Aさんの説明、早くてわからないんです・・・」

私「・・・・・・・・・」


Bさんが持っていたメモ帳を見せてもらった。
Aさんに教えてもらった時に書いたそうなのだが、Aさんが早すぎて後で見返しても何が書いてあるか自分でもわからなかったそうだ(笑


教育とは相手が理解してはじめて成立するのでは?


優れた社員教育。これまで散々議論されており、数多くの本も出版されている。
しかし「相手が理解する」という大前提がなければどんな優れた指導法も意味がない。

わからないところで質問しないBさんも良くない。
そしてBさんが理解していないのにどんどん説明してしまったAさんも良くないのでは?


私の尊敬する偉人、山本五十六さんの言葉です

今回の場合、「させてみて」がないのも良くない。
Bさんは説明を受けた後実践する機会が無かった為忘れてしまっている。
説明をした後にすぐ実践の機会を与えれば理解が深まったかもしれない・・


いずれにしてもこのままにしておくと・・・

A「こないだ教えたのにわかってねーじゃん!!(怒)」
          VS
B「オメーの説明がわかんねーんだよ!!(怒)」

という事になりかねん(汗
二人の仲を上手く取り持たないといけないが、それは教育とは別の問題・・


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