1年間仕事を休んでいた私が考える働くこと。
社会人4年目。
働くことがどういうことかなんて、考えもしないままに大学を卒業し、就職した仕事場で休職をした。
まるまる1年間
学生でもなく、仕事人でもない、
何もやるべきことのない時間を過ごした。
その間感じていたのは、
自分の居場所がなくなることへの恐怖だった。
たしかに、家族や恋人と連絡を取ることはあった。
けれど、1人暮らしの家にいる間、
私は誰かに頼られることも、頼まれることも、感謝されることなく過ごした。
働きかける相手が目の前にいなければ、なにも返ってこない。誰かの働きかけがなければ、自分はなにも返せない。
私がいても、いなくても、変わらない。
社会の歯車を回すことができない。
社会に居場所がない。
それは、
とても寂しいことだった。
だから、
自分の居場所をつくるために働こうと決めた。
そんな私にとって働くとは、旗印を上げること。
長かった休みが明けて、
私は明日から働き始める。
働きかけて、どうなるか。
働きかけられて、どうするか。
働く先に、何があるのだろう。