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第9回の「今亡き」について松原さんに聞いてみた!

こんにちは。広報のシライです。
今回は、シリーズ「●●について××さんに聞いてみた!」です。
このシリーズでは鎌倉新書のサービスについてご紹介します!

▼前回の内容

今回は、現在、絶賛お手紙募集中の第9回「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」の事務局メンバーである松原さんにコンテストについてインタビューしました!


プロダクト開発部 クリエイティブグループ 松原さん
 本のデザインに興味がありグラフィックデザインの道へ。その後も様々なデザインの経験を積み、2年半前に当社に入社。現在は各事業部で必要な紙媒体の制作物、DMなどのオフライン施策にまつわるものを作成。先日紹介したおくやみハンドブックや相続のガイドブックも制作されています!
 趣味は、映画鑑賞。ジャンル問わず、多い年だと年間200本以上も鑑賞されるとか。最近良かった映画はニコラス・ケイジ主演の「ピッグ」。「主人公が自身の過去と向き合う内容で、とても心に沁みました!」とおすすめしてくださりました。
 また、読書も好きで、特にスーザン・ソンタグ著「良心の領界」の序文は大切にしている言葉で、若者に読んでほしいとのこと。


1、今はなきあの人へ伝えたい言葉とは

無縁社会が話題となった2010年に、そんな時代だからこそ人と人との温かなつながりを多くの人に伝えたいという想いから
このコンテストがスタートし、毎回たくさんのお手紙をお寄せいただいております。
このコンテストでは、「あの人」へ伝えたい感謝の気持ち、共に過ごした思い出の情景、未練の残る言葉、
そして最近話したかったことなどを手紙に綴っていただきます。

「第9回 今は亡きあの人へ伝えたい言葉」公式サイトより

今回インタビューにご同席いただいた今泉さんに第1回の当時の様子をお伺いしました。


「そもそもは清水会長が『手紙を募集して本を作ろう』と葬儀社や石材店などのサービスパートナーさんにも参画していただくことを想定して始めた企画だったんです。当時は出版が主業だった時代。”お仏壇俳句コンテスト”など仏壇関連のコンテストの事務局をやっていたので事務局のノウハウがあったこともあり、書籍として出版し、回を重ねるようになるときちんと売上目標も立てていました。」


このPJに最も長く関わっている今泉さん


「そんな中で実際に手紙を書籍にすると、皆さんの想いが伝わる手紙が多くあったこともあり、とても良い物が出来上がりました。その後、主業が出版から情報サービス業に転換してからはこの活動をお休みしていた時期もありました。しかし、コロナ禍となり、葬儀に参列して故人とのお別れができない時に『直接お別れができない方も、今亡きを通して故人へ想いを綴ることができるのではないか』という社内の声が集まり、CSRの位置づけで第8回を開催する運びとなりました。そして、今回の第9回もCSRの一環として継続することになりました。」


手にしているのは松原さんが表紙をデザインした第8回の書籍


今回のプロジェクトは、メンバーがリーダーを含め5名という少数ではありますが、松原さんは、どういった部分をご担当されているのかお伺いしました。

「実は今回のプロジェクトに関しては、メンバーが各々できることを自主的に声をあげながら進めています。私は、デザインが専門なのでチラシや公式サイトなどの制作をメインで担当しています。それだけではなくXの運用や今後は審査にも参加する予定です。」


メンバーの「今亡きの森」というイメージから松原さんが制作したチラシ。
今回からデザインが刷新された公式サイト。


「第8回の前回は書籍の編集の段階から参加して、実は審査は参加してなかったんです。編集時は、応募者の皆さまの手紙を読みながら泣きながら作業をして、大変でした。」


松原さんお気に入りの作品「おかあちゃんと、ハグしたい」


「特にお気に入りの作品が『おかあちゃんと、ハグしたい』。実は、この手紙を読んですぐにお母さんに電話したんです。大阪の方の手紙で少しクスッとなるところもあるのですが、情景が浮かぶ手紙で、思わずお母さんに電話しました。『特に用はないんだけど・・・』って。」


2、お手紙募集中の第9回の「今亡き」について

2023年の11月23日(いい文の日)に募集を開始した今回のコンテストですが、第9回として意識していることや新しい試みなどについても伺いました。

「まず、今回は『今までより一層良いコンテストにしたい』という想いもあり、ミッションやコンセプトなどをメンバーで何時間も話し合いました。


定例のログはなんと90ページも!
募集開始の2023年11月23日なので、コンセプトについては特に時間をかけて話し合いました。


「最初は手探りで互いの意見も異なりましたが、定例での対話を積み重ねたことによって、現在はすばやく意思疎通ができ、同じ方向を向いてスムーズにプロジェクトが進行できています。例えば、第9回のコンテストのためにキービジュアルも何種類か作成したのですが、皆の意見が一致してすぐに決定しました。」


第9回のキービジュアル。森のポストのイメージ。


「新しい試みとしてはXのキャンペーンがあります。色々細かいトラブルはありましたが、1万人以上の方にポストを見ていただき、150を超える応募があり、無事に抽選まで終えることができました。」


年末に実施したXキャンペーンのバナー画像。こちらも松原さんが制作。


このような新しい取り組みも開始している第9回のコンテストですが、実際の応募作品にはどんな手紙が多いのでしょうか。


「父・母宛の手紙がやはり多いです。ただ意外にも恩師に当てた手紙も多く、父母・祖父母の次に多いです。あとは、珍しいものだと有名人に書いた手紙なども見られるようになりました。」


「お手紙を読むときは、皆さんの宝物を預かっている感覚です」と話すお二人。

3、まとめ

今回のコンテストにかける想いなどあれば教えて下さい。


「著名人が亡くなった方について振り返ってみなさんに語るような記事は、皆さん見たことがあると思いますが、我々のような一般の人は、幅広い方に向けて亡き人への想いを語る機会ってないと思うんです。普通に毎日を暮らしていく中で、亡き人への手紙を書こうと思う機会もそうそうないと思いますし、そうなるともちろん手紙を書くことはないし、想いを伝えることはないわけです。」


過去のコンテストの書籍


「ただ、それはあくまできっかけがないだけで、実際は人の数だけ今亡きの体験や経験があり、ですので私たち事務局としては、この『今は亡きあの人へ伝えたい言葉』のコンテストが今は亡き『あの人』を悼んだり振り返ったり……そういったきっかけになって欲しいと願っています。」


最後に皆さんへのメッセージをお願いします!

「これから審査員やイベントの発表も控えています。まだまだ募集しているのでご応募お待ちしています!」


おまけ

第9回のコンテスト情報はこちらで随時お知らせしております。
特にXでは不定期でキャンペーンの実施などもありますので、要チェックです!

▼公式サイト

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▼プレスリリースはこちら


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