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『パリの恋人』レビュー
スターチャンネルのヘプバーン特集で約50年ぶりのBS鑑賞。
初見の時は『雨に唄えば』の監督なんだな、くらいにしか受け止めてなかったような気がするけど、今回の驚きは、ここに『マイ・フェア・レディ』の原形があったんだ、ということ。なんでもない書店の店員が高級雑誌のモデルになって、スカウトしたカメラマンに恋をする。まさにイライザとビギンズ!ストーリーをあれこれ言う作品ではない。ヘプバーンとジバンシーのコラボの初発とガーシュインの音楽とをオシャレ気分で味わい、楽しむ一本。画像処理もしっかり施され、ヴィスタヴィジョンの鮮やかさが嬉しい。踊るヘプバーンがとにかく可愛い大切なオードリー代表作。