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【東大院試】過去問の分析について

こんにちは!鎌倉エミリです。今回は、過去問の分析について書きたいと思います。


合格を勝ち取るためには、対策すべき内容を適切に把握し、それに沿って勉強を進めることが重要です。「どのような内容が出題されるか?」と、「どのような問われ方がされているのか?」の2つの点に注目しながら、できるだけ多くの過去問を集めてチェックすると良いと思います。(私は、専攻のホームページに掲載されている過去問はすべて目を通しました。)

私が受験した東京大学の国際協力学専攻は、例年出題されるキーワードがあらかじめ募集要項に掲載されます。よって、「どのような内容が出題されるか?」については、事前に把握が可能でした。したがって、「どのような問われ方がされているのか?」に注意しながら過去問に目を通し、出題傾向を把握しました。

入試問題において「どのような問われ方がされるのか?」が把握できていると、より効率的に試験勉強を進めることができると個人的に考えています。
例えば、東京大学の国際協力学専攻の専門科目では、「〜の定義・概念について説明しなさい」「〜のメカニズムを説明しなさい」といった内容の問題が過去に多く出題されています。一方、他の某国立大学では「〜についてあなたの考えを述べなさい」という問題が毎年出題されています。
前者では、いわば受験者の知識が問われています。つまり、特定の分野あるいは指定されているキーワードについて「知らないと解けない」問題です。また、物事をわかりやすく、論理立てて説明する力が求められていることも想像できます。一方、後者では、受験者自身の意見・考えが問われており、思考力が試される問題です。


自分の志望校が出題する問題の傾向を正しく把握しなければ、知識のインプットにウェイトをかけるべきはずがアイディアを出す特訓に励んでしまったり、逆に自分の意見を組み立てる練習に時間を割くべきなのにひたすら知識だけ詰め込んでしまったり…といったことになってしまいます。

自分の志望校が例年出題する問題は、専門的な知識が問われるものか?意見や考えを問われるものか?その両方なのか?あるいは他のスタイルか?、志望校の出題傾向をまずざっくり把握し、その後深堀りしてより具体的に問題の傾向を知ると良いと思います。

例えば、知識を問うものであれば、どのようなことを知っておく必要があるのかを確認しましょう。用語の定義、ある事象について歴史的変化の要因、ある事柄のメリット・デメリットなど、これは問われる!というポイントが見えるはずです。
受験者自身の意見・考えを問うものについても、何かについて提言を求めるものか?それとも賛否を述べるものか?、把握しておくと準備がしやすいと思います。

当然ですが、志望校に合格するためには、志望校に合格するための勉強をしなければなりません。志望校が出題する問題の傾向を把握し、合格に向けて適切な対策が取れるように、なによりもまず過去問の分析に取り掛かることをおすすめします!

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