心と胃袋が盗まれた、韓国料理づくり【サムギョプサル】
こんにちは。最近ハマっている料理の中からひとつ。韓国編です。
世界の食に興味を抱いてきました。イタリアンなパスタ、インドを感じるスパイスのカレー。次はどこにいくだろうと身を任せていたところ、きっかけはふとしたことでした。
きっかけはあの7人
韓国のダンスはレベルが違うなんて聞きますが、ダンス素人の私でも「本格なのね!」とわかったのが彼らのキレ。
ぼちぼち趣味で音楽をかじった私としては、リズム感や音どりを、視覚で感じられるダンスが気持ちよすぎて。いつしかダンスにハマるようになりました。
直近は全編英詞でなじみやすかったのが、世界トップスターにかけあがったBTS。揃っているんだけど、唄い方含めてメンバー7人の個性が光り、個人に興味がわくように…。なになに、バラエティもやってるの?
バラエティやトークにも取り組む彼らは、食事シーンを見かけることも多いんですよね。(食事系の動画配信はモッパンというらしい)これがまた、おいしそうに食べるんです。
なんて前置きが長くなりましたが、先日は韓国ブームの熱気を感じられる場所に行ってきました。
いざ新大久保へ
2022年春。街に人手が戻ってきているとはいえ、日中は20代の男女でごった返す新大久保。
ハングルで書かれた看板がならび、ココは海外か?と思わせる雰囲気です。立ち並ぶ飲食店やカフェ、コスメ屋さん。雑多だけど、想像よりキレイでした。
冷麺とスンドゥブ
本場の味を楽しもうと、コサム冷麺専門店へ。ガヤガヤとにぎやかな店内。連れと2人で、冷麺・スンドゥブをオーダーです。小皿で前菜がいくつも出される韓国感、独特の雰囲気にテンション上がる。。。
さつまいもで作られたという極細麺の冷麺は食べたことない食感。コチュジャンを思わせる甘い味付け。
かと思えば、スンドゥブはデフォルトでなかなか辛いのだけど、海鮮が染み出したスープは手が止まらないうまさでした。。。じんわり汗をかきながら、一口が毎回うまい…!辛い!けどまた手を伸ばしちゃう。白飯とのタッグ最高です。
マッコリや瓶ビールも頼んで、明るい時間から休日を謳歌でした。笑
メインを選ぶと炭火焼き肉もつけられるセットがあるんですが、この炭火焼き肉。ビールの喉越し2倍増しでしたよ。。。
韓国料理いいね!とテンションが上がり、自宅では王道のサムギョプサルを作ってみることに。
自宅でサムギョプサル
サムギョプサルとは?
サムギョプサル(삼겹살)の直訳は「3層肉」。3枚肉の豚バラを使う料理のこと。ビジュアルからして「脂が強烈だな」と思っていたんですが、脂という豚の旨味を堪能する料理だったんですね。
ちなみにオギョプサルなんてものもあるんですって。3層(肉+脂+肉)のサムギョプサルに対して、5層(皮+肉+脂+肉+脂)の肉を意味するそう。豚の皮が含まれるとは、、、クセ強で上級者向けかもしれません。笑
サムギョプサルの食材と調味料
サムギョプサル用に準備したものはこちら。
(現地調達した珍しいものはのちほど紹介します)
豚バラ肉
サニーレタス
えごまの葉
サムジャン
白菜キムチ
サムギョプサルの作り方
調理のメインは、豚バラ肉を焼く部分です。そのほかの食材は、基本的にテーブルセッティングするだけ。
つけあわせの白髪ねぎだけ調理してます。こちらはバムチン(파무침)という、サムギョプサルの定番お供。
レシピは、こちらを参考にさせてもらいました。
豚バラ肉といえば、サムギョプサル用に厚切りカットしたものも見かけます。このときは、厚切り豚バラがなかったため、ブロックを自分でスライスしました。
長い肉をフライパンへ。両面こんがりと焼きます。ひたすら脂が流れ出すので、揚げ焼きっぽい雰囲気。レシピでは、その脂を使ってにんにくやキムチを焼くようですが、適宜ペーパーで吸い取りました。
ハサミで食べやすいサイズにカットしたら、できあがり。
めしあがれ!
1時間もかからず、あっという間でした。
レタスに肉を乗せたら、キムチ、サムジャンをのせる。葉っぱでくるりと包んだら、塩を溶かしたごま油をつけていただきます。
豚バラがガツン!うまいに決まってるとはわかっていたけど、噛みしめると「くぅ〜」とうなる美味さ。豚ってズルい…。笑
男女ともに若い世代にはウケるな〜っていうエネルギッシュな味でした。(書いてておなかすいてきた)
レタスをえごまの葉に変えればサッパリといただけます。ややスッとする爽快感。青じそよりはピンとしっかりしていて、豚の脂を受け止めている気がします。
今度はネギのあえものも入れてみようかな。なんて組み合わせを楽しんでいると、うまいのループ。ビールもごはんもすすむ。止まらないですねぇコレ。。。と堪能しっぱなしでした。笑
新大久保のイエスマートで食材調達
こんなおいしいのに調理工程はカンタン!ただ、近場で食材集めは難しいかもしれません。
今回は新大久保(東新宿寄り)にかまえるスーパー・イエスマートで買い出しをしました。韓国食材を多く取り揃えています。
えごまの葉
大葉と同じシソ科の葉っぱ・えごまの葉です。
最近のBTS動画でも、えごまの葉論争が話題になってました。「えごまって?」日本人の私はピンとこなかったのですが、韓国は馴染みのある食材なんでしょうね。
サムジャン
甘辛い味噌ダレ・サムジャンです。
コチュジャンがあれば定番調味料で作れるようですが、王道の味を知りたく既製品を買いました。
最近はエスニックの調味料を常備しているスーパーも多いですよね。コチュジャンはよく見かけますが、サムジャンはマニアックかもしれません。
旨み脂たっぷりの豚バラ肉に深みのある辛味噌は相性抜群。なんじゃこの組み合わせは、、、罪です。
キムチ
韓国料理に欠かせない、キムチです。韓国の中でも美食で有名という、南部の地域・全羅道(ぜんらどう)。そんな全羅道とついた定番品を購入しました。
日本のキムチに比べると、甘みは控えめ。発酵すると酸味が出てくるそう。スーパーでは、袋がまんまるぷっくり!と膨れたパッケージがいくつもありました。売り場でもどんどん発酵が進む様子。
すっぱさは酸化を連想させるので日本では好まれなさそうだけど、韓国では発酵が進んだすっぱい方がおいしいとされるらしい。今回はあっという間に食べてしまったのですが、違いも楽しんでみてもよさそうです。
キムチに限らず、辛いもの全般を避けてきた人生でした。「辛い = 苦行」と思って避けてきた節があったのですが、旨辛は別ですね。やみつきになっていて、日に日に辛さ度合いがヒートアップしているような…。笑
サムギョプサルを引き立てたおとも
サムギョプサルとは関係ないですが、引き立ててくれたおともを紹介します。
【お酒】マクサ
マッコリの炭酸バージョン・マクサです。
いわゆる甘酒の炭酸で、クセもなくとても飲みやすかったです。
アルコール度数は5%でビール同等。原酒の6〜8%に比べても低いですが、お酒感を感じない甘さゆえ飲み過ぎ注意です。笑
【サラダ】ナムル
韓国のサラダといえば、さまざまな野菜で作るナムル。この日は豆もやしを使いました。
袋入りの豆もやしを3分レンチン。水気を切ったら、塩・鶏ガラのもと・ごま油のタレにサッとあえてできあがり。
さっぱりが好きなのでにんにくは入れていませんが、すりおろしを少し入れてもいいですね。白ごまをふると風味も増します。箸休めです。
おわりに
韓流アイドルや美容に注目されがちな韓国ですが、料理の深堀りもおもしろそうです。その後も韓国料理屋に足が向くなど、しばし熱は冷めなさそうなので、またの機会に。笑
最後までお読みいただき、ありがとうございました!(アンニョン〜)