初心者がUnityでVRChat Quest対応ワールドをアップロードするまでの手順備忘録
※この記事内で使用しているunityのバージョンとSDKは現在のVRC非推奨です(2021.11時点)
わたしのような初心者はまずPC対応のワールドを作成すると良いのかもしれませんが、家にQuest2とMacPCしかなかったこともあり初めてのワールド作成でQuest対応が必要でした。
その手順を、備忘録として書いておきます。
環境
・iMac 2015(macOS Big Sur 11.1)
・Unity Hub 2.4.2インストール済
・ワールドの確認にはOclus Quest2を使用
はじめに、ワールド作成に取り掛かる前にやらねばならぬこと
ワールド作成の前提条件VRChatでトラストレベルがNew User以上になってる必要がある!
なんと...Visitorだとワールド作成ができない!!(まずここで突然壁にぶちあたった...)ワールドをVRChatにアップロードするには、Visitorの次のトラストレベルであるNew Userになる必要があるようです。New Userになると自作したワールドをフレンドと楽しむことはでき、さらに次のトラストレベルであるUserになるとパブリックのワールドが作成できるようです。
参考:VRChatでトラストレベル別にできること
1.Unity 2018.4.20f1 をインストールする
Unityのダウンロードアーカイブからバージョン2018.4.20f1を探して、Unity Hubボタンを押す。
【ここで気になったこと】
違うバージョンのUnityじゃだめなの?
VRChatのガイドラインをみると、現在VRChatに対応しているバージョンはUnity 2018.4.20f1 とあります。「他のバージョンでもワールド作成できなくはないけど、サポート対象外なので何か不具合あったときの補償はできないよ」というのが答えだと理解しました。
Unity Hubが開き、追加するモジュールとして以下にチェックいれてインストールする
・Android Build Support(Quest対応できるようになる)
・日本語(Unityの言語が日本語になる)
【ここでわかったこと】
Quest対応ワールドを作成するにはAndroidに対応する必要がある
Oclus Quest2はAndroidベースなのでAndroidアプリとしてビルドすれば良いらしいです。なので、Android Build Supportのモジュールが必要。
ちなみにワールドをPC対応もしたい場合は、Windows Build Supportモジュールも必要(なはず!)。
2.SDK2をダウンロード
SDK2 をダウンロード。
3.Unity 2018.4.20f1でプロジェクト作成し、ワールド作成
以下の記事の
・ダウンロードしたUnity 2018.4.20f1を起動
・UnityにVRChatSDK2をインポート
の章を参照しました。
4.プラットフォームを切り替える
Unityのファイル(File)→ビルド設定(Build Settings)から、このウィンドウを開く。PlatformはAndroidを選択し、Switch Platformを押す。
このビルド設定ウィンドウではなく、SDKパネルからプラットフォームをAndroidに切り替えたところ、バグが発生しました。ワールドアップロードしてQuest2でワールドを確認すると、右目側のディスプレイだけ真っ暗になってしまった…。以下のtweetを見つけて原因がわかり解決です。ありがたや。
5.作成したプロジェクトをVRChatにアップロードする!
VRChat SDK→Show Control Panel から、SDKのパネルを開き、VRChat IDでログイン
Builderタブを開いて「Setup Layers for VRChat」を押す→「Do it!」
「Setup Collision Matrix」を押す→「Do it!」
「Build & Publish for Android」を押す。
Configure Worldという画面がでてきたら、画面内の手順通りにワールド名など記入して「Upload」!
VRChatのトラストレベルがVisitorだと、この画面が表示されなかった。
アップロードに成功したら、この画面がでてきます
6.アップロードしたワールドをQuest2で確認してみる
Quest2でVRChatを開き、メニューのWorld一覧を下にスクロールしていくとMineという項目があります。そこに作成したワールドがあるので選択します!
そうすると見事、さきほどつくったワールドに入ることができました。
参考記事
こちらはQuest対応のワールド作成手順ではなかったので、この記事の手順をベースにしつつQuest対応に必要なことを追加で行いました。
おわりに
ワールドの作成方法の基本はわかった(多分)ので、これからアセットストアで購入したモデルとか自分で作ったモデルを入れて色々試してみたいなと思います!
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