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バラの花びらのジャム「グルカンド」

〜お日様の力を取り込んだアーユルヴェーダのホームレメディ〜

まだ風は冷たいけれど、ぽかぽかお日様が差していて、どこにいても何をしていても、なんだかずうっと心地良くうとうと。

わたし「春ですねぇ。暖かいですねぇ。眠たくなってしまいますねぇ」
ひと「冬は”室内が暖かくって眠たい”って言っていたよ?」

。。。(。・△・。)

さて、夏と秋はどうなるのでしょう?

そんな日々の中、出かけた先に満開の桜の木🌸早咲きの河津桜だと思います。

春が来た〜!

なに作ろう?なにしましょう?

さくらの花は塩漬けに
すみれの花は砂糖漬けに
キンモクセイの花は桂花陳酒に

ふふふふふふ。。。

花びら大好きです(食べものとして)

バラの花びらはジャムにします。
ここからアーユルヴェーダのお話。

アーユルヴェーダのホームレメディに「グルカンド」と呼ばれるバラの花びらのジャムがあります。

伝統的なものは、一般的な煮詰めるジャムとは違う作り方をします。火にかけるとバラの持つ「冷」のエネルギーが消されてしまうため、太陽の光でじわりじわりと溶かして詰めていくのです。日差しの強い南インドならではの作り方。

用意するもの
○ジャムを保存する煮沸した瓶
○バラの花びら(無農薬のエディブルフラワー)
○お砂糖

お好みで
○カルダモン
○フェンネルシード
○ハチミツ

きれいな瓶の底にお砂糖を敷きつめて
その上にバラの花びらを敷きつめて
その上にお砂糖をまた敷きつめて
その上にバラの花びらをまた…

という様にミルフィーユ状に6〜8層に重ねていきます。お好みでスパイスやハチミツを最後にすこしだけ風味付けに入れるご家庭もあります。

びんのフタをしめたら、日光のあたる場所に置いて太陽の光でじっくりと溶かしていきます。バラの花びらは水分をふんだんに含んでいるので、だいたい10日くらいで茶色いこっくりしたジャムが出来上がります。

煮詰めるジャムのようにきれいな赤い色にはなりませんが、バラの花の独特の香りとしっかりした甘味があります。

そのままいただいても、白湯やホットミルクに溶いても、お菓子を作るときも、アイスクリームにかけても♡

効能はたくさんあります。バラはとっても優秀🌹ひとことでいうと熱を冷ます(暑いインドにぴったりなのです)。熱に関連する様々な問題を緩和してくれます。

胃腸の炎症、消化器疾患、肌のかゆみ、便秘、婦人科系の問題などにいいとされています。また抗酸化作用と浄化作用があります。

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