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#この街がすき:京都

「#この街が好き」のお題、あえて語りたいのは京都です。子供の頃に数回訪れた事はありましたが大人になって海外からの「里帰り旅行」として訪れるからこそ自分にとっての京都の魅力を見つけることが出来た、というところでしょうか。

以前仕事の関係で日本に1か月滞在した時、大みそかを故郷の神戸で過ごそうと移動する際乗り換えに選んだのは京都でした。

国際指名コンペで設計提案され1997年に完成した京都駅ビル。吹き抜け空間や171段の大階段など子供の時の思い出にはない風景で圧倒されました。

そして足を延ばそうと駅ビルを出ると京都タワーが見え烏丸通をそのまま真っすぐ行くと東本願寺がありました。

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「幼少時代親戚の葬儀後に訪れた場所」という認識のみの場所で宗教に関する知識や信仰心はほぼ無く、建築術やインテリアに関心を向けながら参拝しました。

そしてもう少し歩いてみようと外へ出ましたがそこで足を止め目を奪われる物がありました。

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現在は新調されているそうですがこのソーラーパネルが付いたサイン、法語行灯と呼ばれるそうです。

「世の中が便利になって一番困っているのは実は人間なんです」
ハッとしたこの格言、読む人の解釈により意味が違ってくると思いますが自分にとってはコンピューターやネットなどがどんどん教育に取り組まれていくのは果たしていいのだろうかという疑問や不安、そしてメールや携帯で連絡がつくことで日時構わず追いかけられ返答を強いられているような圧迫感が連想される中、行灯の言葉はそんなモヤモヤに寄り添ってくれたような気がしてじっと見入ってしまいました。

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宗教の信仰はどこか「神頼み」感があり自分の人生には取り入れてはいませんが、宗教から生まれる信念、思想や文化が人生の糧になることがあると思います。勤めている学校はオーストラリア合同教会系列で、教会の時間では讃美歌を歌う時のピアノ伴奏をしたり、聖書の節を道徳的に解説され耳を傾ける時間は好きです。一つずつ法語行灯を読んだ時間も同じで結局夕暮れまで烏丸通を歩き、後ろ髪を引かれながら神戸に向かいました。

それから自分でスケジュールを立てられる日本旅行の時は必ず京都に宿泊するようにしています。今まで2回しか実行できていませんが「良かったなあ、又行きたいなあ」という体験が増え続けています。

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「尾張屋」のお蕎麦。テーブルの真ん中にある囲炉裏がいいですね。

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哲学の道を散策した後よーじやカフェで庭園を見ながら一息。抹茶と和菓子セットが好きです。あいにく銀閣寺店は現在休業中。

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着物レンタル。一人で着付けは無理だしオーストラリアで着る機会はほぼ無いので「日本にいる時にやっておく事」確定に。他の都市でもできますが着物で歩くのはやはり京都の街並みだなあと思います。紺色が好きでこの写真の着物はほぼ理想で買取も考えました。そしてこの帯の結び方も本当におしゃれ。

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学生時代に授業で学び、そしてアニメやゲームを通して興味を持った歴代偉人。京都にもその生涯を示す場所がたくさんあり地図を手にして巡礼も楽しいです。

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嵐山モンキーパーク~渡月橋~長辻通り~嵯峨嵐山駅とかなりの道のりを歩きましたが可愛いニホンザル、腹ごなしに食べたおいしい塩むすびなどの思い出があります。次はトロッコ列車や竹林の散策路にも足を運びたいです。

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純喫茶・レトロカフェ好きですが京都にもたくさんあります。今のところ「フランソワ」「スマート」と「インパルス」を訪問制覇。インパルスのアレンジコーヒー、「京景色」が素敵でした。

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祖父母が魚屋を営んでおり幼少期に商店街や市場によく行きました。錦市場もそんな思い出に重なるところがあり食べたいものを少しずつ買っていく楽しみがあります。残念ながら特に印象深かった錦もちつき屋は高槻に移転してしまったそうですが、まだまだ美味しいものを見つけていけるのではないかと思います。

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日本旅行中は大抵東横イン宿泊ですが普段からベッドで寝ているのでたまには畳の上の布団で寝たいという事で一泊は旅館を予約します。もちろん京都はうってつけの場所です。写真は前回宿泊した西喜楼旅館、京都駅から徒歩三分と便利で玄関に入るとすぐに吹き抜けの中庭があり錦鯉が泳いでいました。英語でWow factor - 思わず歓声があがる場所、でした。

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新型コロナで海外旅行どころか国内旅行も感染状況によってはロックダウン発令で州境越えが出来ないこのご時世、今のところ私の京都旅行はこれまでの振り返りと「いつかきっと」の妄想旅行にしかなりません。でもここに書き出すことで嬉しい思い出が蘇り、他にも行きたい場所、やりたい事を検索する意欲が生まれました。

今は頭の中に留められている好きな街の京都、自分の足で歩いていける日を心待ちにしています。

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