【軽羹読書録】中央線をゆく、大人の町歩き-鉄道、地形、歴史、食-
こんにちは。なんだか久しぶりになってしまったkalkanです。
本日はいつもと意向を変えて、小説ではないこちらの感想をば。
それでは、軽羹饅頭と冷茶を片手にお付き合いいただければ幸いです。
【内容】
東京のあらゆる文化が入り交じる中央線は、どの駅で降りてもおもしろい!東京駅から高尾駅まで全駅、街に隠れた歴史や鉄道名所、不思議な地形などをめぐりながら、各駅停車でぶらぶら散歩。どこか懐かしさを感じたり、青春時代に思いを馳せたり、大人ならではの町歩きを提案。慣れ親しんだ街の新たな魅力を発見する。
【読書感想録】
私自身、生まれてから中学校を上がるくらいまでは中央線ユーザーでした。
ゆーて都心の方ではなく多摩方面だったので、遊びに行くと言っても、上って吉祥寺。下って立川辺りが多かったです。
特に吉祥寺が好きでした。
この作品にも書かれていますが、当時の吉祥寺には「ロンロン」というちょっとレトロな駅中のショッピングモールがあって、狭い空間に狭いお店がひしめき合っている感じがなんともワクワクしました。ちょっと薄暗くてね。お母さんと離れちゃうと不安になったりして。懐かしいなぁ。
また、子供の頃はずっとピアノを習っていて、発表会の衣装を作るのにユザワヤにもよく行きました。
子供にとっての生地屋さんなんて楽しくなくて、だけどボタンのコーナーだけは宝石屋さんみたいで大好きでした。
母のこだわりで、服を買うのも吉祥寺にある小さなお店でした。
店名は忘れてしまったけれど、そこで買って服を着ていくと、いつも学校で「それどこで買ったの?」って聞かれて少し恥ずかしくて。
というのも当時、「エンジェルブルー」や「ベティーズブルー」なんかが流行っていて(わかってくれる方は同世代なはず!(笑))、私的にはそっちが着たかったのだけれど、母は絶対着せてくれませんでした(笑)
そんな思い出たちが、読んでるうちに沸々と浮かんできて「ああ懐かしいなぁ」という気持ちにさせてくれました。
降りたことのない駅もたくさんあって。
だけど、中央線のあの独特の雰囲気って乗ってみないとわからないというか。
昔はガタガタすごくて、本を読んでたら酔った記憶もあるけれど、最近乗ったらすごく静かで。
駅が綺麗になったところもたくさんあって。なんだかタイムスリップした感覚になりました。
東京を知らない人にもおすすめ。
そして中央線ユーザーにもおすすめ。
思わず「そうそう!」って頷いてしまう部分がたくさんある素敵な一冊でした。
是非とも中央線に揺られながら、のんびり読んでみてください。
それでは本日はここまで。
お付き合い頂きありがとうございます。
kalkanでした。
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