デミロマの私の恋愛感情がわからないとは
セクマイを自認してから1年とちょっとが経って、自認したから感じられたことや、感覚、願望をつらつらと綴ります。
恋愛感情がわからないとは
私は現在デミロマンティック×デミセクシャルを自認しています。自認してからマジョリティの恋愛とどう違うのか、違いをどう表現すれば説明しやすいか考えてきました。
デミロマ×デミセクですが、誰かにまだ確かな恋愛感情を持ったことはありません。
友人達からいろんな話を聞いたりはしているので、「恋愛」の実体は少しは知っています。それがキラキラっとしてることも、時に面倒なことも。しかし正直、恋愛感情とは?って感じです。
よく、キュンとか、気づいたらその人のことを考えてるとかいう定義を聞かされますが、本当によく分からない。このよく分からないが、よく分からないと言われます。
自分でも分からないから分からないと言っていては埒があかないので、なんとか例えるとすると、
「興味のない映画は、上映されてることすら知らないから観に行くこともない」
そこには観に行かない理由は特にないんです。
たまに、「こんなに面白いのに見てないなんて人生損してる!」って言われたけど、「悪かったな見てなくて。別に損してねぇわ。」って思うだけで終わることってあるじゃないですか。私にとってはそれです。
特に理由はないけど、誰かがときめく何かに何も感じない。私はたまたまその何かが恋愛でした。
デミロマ×デミセク自認のワケ
ここまで読んで、私がアロマンティック×アセクシャルではないことに疑問を持つ方もおられるかもしれません。
私がデミロマ×デミセクを自認するのにはワケがあります。(以下はあくまでも私個人の考え方です。)
それは、恋愛してみたいという願望はあるからです。
誰かに恋愛感情を持つことが難しいと分かっていても、お互いが特別で大切に思っているパートナーがいることに強い憧れがあります。
ここで、自分をアロマ×アセクだと定義すると、これから先もずっと恋愛感情を持つことなく、1人で生きていくリアルを受け入れることになります。(一旦友情は別として)
私はまだそのリアルを受け入れられないし、ソウルメイトみたいな親友みたいな兄妹みたいなパートナーを見つけたいと思っていて、誰かに恋愛感情をもつ可能性を信じたいし、憧れを絶対に叶わない1人で見る夢にはまだしたくないです。
たがら、今の私はデミロマ×デミセクと定義します。
最後に
自認から1年、自分も変わったし周囲の環境も少しずつ絶えず変わっているなと感じる日々でした。
自認してからは、セクシャリティに限らず過去・現在・未来の自分も少しずつ違うんだから、みんな人それぞれなのは当たり前じゃん、人生も世の中も難しいけど面白いねって考えられるようになりました。
文字に起こすのに時間がかかりましたが、この記事や過去の記事が、誰かのモヤモヤを少しでも晴らすキッカケになっていれば幸いです。
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