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夏だから、恋の話。


【本編に入る前に】

このnoteを書いていたら、過去にも同じ映画を題材にしたnoteを書いていて、笑ってしまいました。人間の趣味嗜好なんて、大して変わらないんだな〜。


さて、普段映画を全く見ないのですが、大好きな映画がいくつかあって、そのうちの一つが、台湾映画の「あの頃、君を追いかけた」。(日本リメイク版もあるけれど見たことない)

最近、その原作本(の日本語訳)を、図書館で借りて読みました。
日本映画と同様、原作と映画に違いはあるけれど、本も本で素晴らしい!


それにこの本、フィクションではなく、作者の自伝的小説で、映画の脚本から監督まで、作者自身が務めているのです。


ストーリーは、簡単に言えば、青春の甘酸っぱい恋。

そういうストーリーは、どこにでも転がっている筈なのに、私はこの映画が大好きです。
多分、実体験をもとにしているからこそのリアリティとか、切なさがあるからだと思います。

最近友人の純愛話を聞いているせいもあってか、この本を読みながら、自分が過去に好きだった人のことを思い出し、思わず、昔やりとりしたLINEを繰ったりなんか、してみました。

映画の主人公は、ヒロインの事を8年間ひたすらに、愛し続けます。
それぐらいの熱量はないけれど、一度心から好きになると、ずーっと、ずーっと、好きでいてしまう気持ちは、分かる気がします。

ネタバレすると、この映画は、ハッピーエンドではありません。2人は、結ばれません。思い合ってはいましたが。いわゆる、すれ違い、ですね。

だけど、これは私の勝手な思い込みなんですが、まぁまぁ好きな人との方が、気楽に付き合えませんか?凄く好きだと、その人との関係が終わる日が来る事、やがてお互いへの情熱が消え失せる事を無駄に案じて、恋愛関係に発展する事を、却って恐れる時があります。

今回読んだ本の中で、ヒロインの女性が主人公に対し「あなたは私のことを、とても大切に思ってくれていた。自分はとても幸せだと感じさせてくれた」と言っているのを聞いて、感激しました。

私に愛を語る資格はないですが、やっぱり人生には、愛し、愛される経験が必要なんだと思います。




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