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はじめのはじめの、第一歩。
友人達が、「Story Finder(ストーリーファインダー)」という、素敵な企画を運営している。
https://www.instagram.com/storyfinder_official
先日、彼等が主催しているイベントに参加した。
その名も「Title Finder(タイトル ファインダー」。
毎回、あるテーマについて、発表者は自分の経験談を話し、聞いている人達は、そのエピソードに、自分なりのタイトルをつける。
それを発表者に伝え、発表者が、集まったタイトルの中から、自分にとって1番ピンと来たタイトルを選ぶというもの。
今回のテーマは、「はじめのはじめの第一歩」。
遅れてイベントに参加したわたしは、皆が話し終わった最後、あたためたエピソードを、長々と話した。
小さな、何気ない出会いから、どんどん繋がって、人生を大きく変えたという、我ながら渾身のエピソード。
話し終え、聞いてくれた友人達から、素敵なタイトルも頂き、大満足。
次の回も既に決まっており、盛況のうちに、イベントは幕を閉じた。
良かった。
良いイベントだった。
自分にとって大切なエピソードを語る事が出来たのもよかったし、最近、引っ越し作業で、精神的にも肉体的にも疲れていたから、いいリフレッシュにもなった。
そう思いながら、眠りについたのだが、明け方ふいに、目が覚めた。
このところ、ちょっと生活のリズムが崩れている。
夜中に寝つけず、昼間にウトウトする。
ちょっとした暴飲暴食をしてしまう。
苦手な引っ越し作業にイライラしてか、それとも、これから始まる新生活への不安か、いや、両方か。
人生初心者みたいだと、自分で思う。
誰に強制された訳でもなく、自分から新しい世界に飛び込むのに、いざその瞬間を目前に控えると、恐怖が先立つ。
こんな時、「ワクワクでいっぱい」だと言える人が羨ましい。
ワクワクする気持ちがない訳ではないけれど、「いっぱい」だとはとても言えない。
かと言って、「やっぱりやめよう」とも思わないから、ただもう、不安と恐怖を胸いっぱいに抱えて、前に進むしかなくなる。
明るくなる部屋の中、冴え渡る意識。
今が、第一歩かもしれない、と思った。
人生で初めて、と言えば大袈裟だけれど、やっと、周りを気にせず、自分が挑戦してみたいと思った事を選択できた今。
これから繋がる人生の物語が、後に振り返った時、もしかしたら、「はじめのはじめの第一歩」となっているのかもしれない。