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胸郭の運動学!胸郭の動きを理解する

みなさんこんにちは!

理学療法士の荻尾です!

急に寒い季節となってきましたが、みなさん体調はいかがでしょうか?

人間寒くなると、食事量が増え、睡眠時間も必然的に増えてきます。

最近朝がしんどいなぁという方は、圧倒的に睡眠時間が足りていませんし、身体の不調に繋がる第1歩となってしまいます。
今まで通りの睡眠時間ではなく、多めに睡眠時間を確保するようにして、身体の調整をしていけると良いですね。


さて、前置きが長くなりましたが、今回は、

”胸郭の動き”
”胸郭の運動学”

についてお話ししていこうと思います!

以前、胸郭に関してnoteを書いていますので、今回とはまた別の視点で書いていますのでこちらも参考にしてみてください!


胸郭は解剖の図を見るとわかると思いますが、

・鎖骨と肩甲骨が付着している
・腰椎と頚部の間に位置する

そういったところから、肩関節機能、頚部機能、腰椎の機能に直接的に関係していきます

よく、肩が痛い、首が痛い、腰が痛い、そういった場面において
肩の機能や頚部の機能、腰部の機能改善を直接的に図っても改善しないことありませんか?

そういった方は、胸郭の動きと胸郭が他の部位にどのように影響を与えているのかを理解できていないかもしれません。

今回はそういったお悩みをお持ちの方に、
”胸郭の運動学”
”胸郭の動き”
を徹底的に理解して頂ければと思います!


胸郭を構成するものは??


胸郭の解剖を見ていくと、胸郭はこれらで構成されています

・鎖骨
・肋骨
・胸骨
・胸椎
・肩甲骨
※胸郭を構成するものに、鎖骨と肩甲骨は表記されていない書籍が多いが、個人的に胸郭の1部として重要だと考えている

また、胸郭にはどのような関節があるかというと

・胸鎖関節
・肋横突関節
・椎間関節(胸椎)
・肩甲胸郭関節

これらの関節が存在します

なので、胸郭に存在する部位と関節に直接的影響は出現しやすいと考えることができます


また、胸郭で大事になってくる要素は、

”上半身質量中心が存在すること”

これがとても大事です

身体中心→第2仙椎(体内)
上半身質量中心→第7ー第9胸椎(体内)
下半身質量中心→両小転子の間(体外)

上記から、人間が唯一操作できる、コントロールできる重心は体内になる上半身重心です

なので、上半身をコントロールできると重心移動のコントロールも随意的実施できるわけです

胸郭をコントロールできる

上半身重心をコントロールできる

身体の重心移動をコントロールできる

こういった観点からも胸郭が重要であることは理解していただけると思います。



胸郭の役割と意義

胸郭の役割に関しては以下のように考えられます

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